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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
今からが振り出し
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新たな目的地

「くそっ!ここにも居るのか!」

「どいて下さいまし!第二雷系魔法(グロストロール)!」

逃げても逃げても襲いかかるゾンビの群れ。ルリ、ウェイリィ、イタチが先行して動きを封じる。その隙に逃げるを繰り返していた。

「はぁ……はぁ……きりがないですね」

「どうにか撒くことが出来れば……俺が何かできれば……」

悔しさ故に下唇を噛む。

「…ハクリ。血」

「……今はとにかく戦闘を避けましょう。逃げて安全な場所を探す事が優先です」

「安全な場所なんてあるんでしょうか…」

「探せばきっとあるはずだ。今は落ち込んでいる時じゃない」

立ち上がったハクリは悔しかった。

自分も魔法が使えれば、こんなに人任せにならなかったのに。1人だけ戦力外という現状がこの上なく歯がゆい。

「…そうですね。とりあえず走りましょう」

「………安全そうな場所…知ってる」

「本当ですか!?」

驚いたように問いかけるウェイリィに、イタチはこくんと頷く。

「ここから南に約1.5km。避難用シェルターがある…そこなら安全」

「避難用シェルターか…確かにそこなら普段は閉まっているから安全だな」

「よしっ!そこへ向かいましょう!」

「待って下さい。出発する前にこれだけは心掛けてください。あくまで私達は足止めの魔法しか使えません。それに、道中はゾンビの群れがある事は明確です。常に周囲に気をかけて、何かあったらすぐに伝えること……良いですわね?」

「了解しました!」

「ん…了解」

「分かった」

かくしてハクリ達の目的地は、イタチの言う避難用シェルターへと定まった。

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