表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
今からが振り出し
85/313

予兆

「いやぁ…祭りの準備が進んでますねぇ。午後が楽しみです♪」

「ん。屋台もいっぱい出るみたい」

ウキウキと歩み進むルリとイタチは住宅街をテキトーに掻い潜っていく。

「……?」

「どうかした?」

とある横道を横切ったところで、ふとルリが足を止める。

ルリが見ているのは昼前というのに薄暗い路地裏の奥だ。イタチが見た時には何もなく、あるのはゴミが入った袋だけ。それなのに、ルリは未だ見入っているようだった。

「いえ、今何か変なものが見えたような気がして…」

「??何もない…」

「……気のせいだったのでしょうか」

「どんなもの?」

イタチがそう問いかけると、ルリは手をあごに添える。

「男の人だったような…でも普通の人には見えませんでした」

「??さっきからルリの言っていることは理解出来ない」

イタチが顔をしかめる。ルリ自身自分が何を言っているか分からないのは分かっているのだが、確かに見たのだ。

ーー周囲におぞましい色の気体を撒きながら姿を消した男の姿をーー

「…イタチさん?」

ふと額に当てられた小さな手、イタチが背伸びをしてまでルリのおでこに手を伸ばしていた。

「…熱があるの?」

「いえいえ!熱とかそういうのは全くないんですよ………ふふっ。多分勘違いですね。ささっ、次行きましょう!」

イタチのさり気ない心遣いに、ルリの脳内にあった疑問は流されてしまった。調子を取り戻したように先導するルリに、案内役であるはずのイタチは後に続いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ