If 〜もしもの話〜
何かやってみたくてやりました!
「ここが君達が今日から通う教室だ…各自自己紹介をするように……」
「あ、天白李です……はい」
「ルリです!よろしくお願いします!」
なんやかんやあって学校に通うことになった2人。ヤヨイに案内された教室は、よくある大きな大学の教室によく似ていた。黒板はバカみたいにでかく、それなりに人数もいるようだ……唯一不備を言うとなれば…
「新しい情報を構築…解析…新種族と断定します」
「新情報を共有。アマタハクリの情報を要求します」
ハクリとルリの目の前に並ぶ、沢山の人……ではない。人と全く同じように作られた機械達が並んでいた。
「君と席はアッチだ……」
「……あの、ヤヨイ先生」
席の指定をされたあと、ルリが小声でヤヨイに耳打ちをした。
「どうかしたかい?ルリ君」
「いや、あれどこをどう見ても機械が並んでいるようにしか見えないんですが…」
「……君達がもう少し早く見つかっていれば、私が前ついていてクラスだったのだが…君たちより少し前に他の新種族が発見されてね…空いている教室といったらここくらいなんだよ……」
「まじか……」
話を盗み聞きしていたハクリがぼそっと漏らす。ルリは苦笑いしかできなかった。
「……まぁ彼らには独自で思考解析行動するといった人間的な感情があるそうだ…それにどこをどう見ても普通の人間だからな……大丈夫だろう」
そう言っているヤヨイだが、内心は不安だらけなような気がした。先程長官室で見たような堂々とした態度ではなかったからだ。
ヤヨイのフォローは2人を慰めることはなく、とにかく不安になるののであった。
おはこんにちこんばんわ!石原レノです!
慣れ始めた?この作品でこういう事をやってみたくてやってしまいました笑
ちなみにこの番外編は『もしも』の話なので、全部が全部本編に繋がるわけではございませんのであしからず笑