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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
299/313

If〜もしもの話〜 ルリと切って落とされた幕

「マースター!」

「ほべ!?」

登校早々いきなり体当たりを喰らうハクリ。体が後方に飛ばされ、壁に背中を叩きつけられた。

「いってぇな!なんだよ朝っぱらから!」

「マスターとの親睦を深めるために大事なことですよ!体で伝えてるんですよ!」

「それなら普通タックルとかしないよね!?」

…夫婦漫才(誰が結婚しているか)は良しとして、今日はハクリとルリは早登校の日である。何故こんな事をするのかと言うと、率直に言えば日直だからだ。時間までに色々な準備やら簡単清掃などを行う係である。ハクリのクラスは人数が少ないため、この日が来る頻度はそう少ない訳では無い。

「ったく…こんな事してる場合じゃないだろ。早く取り掛からないと間に合わん」

「今日やるのは掃除とプリントですよ!ヤヨイ先生が授業分のプリントをさっき持ってきて、人数ごとに分けるようにって言ってました」

「なら手分けしてやるか…俺はーー」

「私はーー」

「「プリント整理をします(する)」」


「「……」」


「「俺が(私が)プリント整理」」


「「……」」


黙ったまま目線をそらさない二人。どうやら意見の食い違いが起きたようだ。

「……マスターに事務的な作業は厳しいですよ。ここは私に任せてください!」

「ルリにやらせるの手違いが起きるかもだし、ここは俺がやるよ」


「「……」」


両者食い下がる訳もなく、何やかんやでいきなり凄まじい争いが繰り広げられる。

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