表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
298/313

青世界

「ぬおらぁっ!」

「っ!」

「ツバキ!」

弁慶の薙刀を、ツバキは大剣で受け止めた。しかし、その肢体で弁慶の重い一撃を受け止めきれる訳もなく、その小さな体は後方に勢いよく吹っ飛ばされる。大剣を地面に突き刺すことで勢いを殺し、何とか持ちこたえる。

「ツバキ大丈夫?」

「なんとか大丈夫です…」

ツバメがツバキの元に寄り、状況を確認する。

「アイツの攻撃、かなり重いわね」

「私達の防御じゃ防ぎきれないです…なんとか攻撃させないように好きを作れれば良いのですが…」

「……ツバキの能力使える?」

「もちろんです!」

「ならーー」

ツバメがツバキの耳元でコソコソと耳打ちをする。それを不思議そうに眺める弁慶…傍から見れば弁慶がいかにばk…敵に対して謙虚かが分かる。

「よし!行くわよツバキ!」

「はいです!」

「作戦が決まったようだな!さぁこい!お前達の力を見せてみろ!」

赤世界(レッドワールド)は未だ継続中。しかし、強化されたツバキの力を持ってしても、まともに弁慶の力と渡り合える事は難しい。

「…行きます!」

しかし、ツバキは再び弁慶向けて駆け寄っていく。弁慶もそれに応えるように薙刀を構えた。

「はぁぁっ!」

「っぬぅ!」

ツバキの一撃を、弁慶は容易く受け止めた。真横に振った大剣を受け止めた弁慶は、そのまま鍔迫(つばぜ)()いに持ち込む。

ギリギリと刀身同士が擦れ合う音…ジリ貧なのはツバキの方だ。

「考えなしとは感心しないな」

()り合う場面の中、弁慶がそんな言葉を投げつける。ツバキは特に反応することもなく、未だ粘り続けていた。

その反応を見て、弁慶が一気に力を加える……その瞬間だったーー

「!」

ツバキの手から大剣が消える………いや、鮮明に言うなら、大剣だったものが白い蛇となり、ツバキの腕に巻きついていた。

向かう先のない力は明後日の方向へ向き、薙刀は空を切る。それ故に、弁慶の腹部全体ががら空きになった。

そして弁慶は悟る……


ーあの鉤爪がくるー


弁慶の読み通り、タイミングを合わせたツバメが弁慶の懐に潜り込んできた。

一撃……たった一撃を覚悟した弁慶は、一瞬のうちに腹を括る……しかしーー

「おおおおぉりゃあああぁ!」

「なっーー」

何十何百もの鉤爪の斬撃が弁慶の腹部全体に炸裂する。おかしい…明らかに先程までの速度からかけ離れている…そう思ったと同時にひとつの結論が浮かぶ……

「くらえぇ!」

高速の斬撃は弁慶の足を容易く奪った。バランスを崩した弁慶はそのまま背中から倒れようとするが、ツバメの攻撃はそれを許さない。弁慶の体はツバメの膝の追加攻撃により、地面と挟まれる形で叩きつけられる。

「がはっ!」

見事なみぞおちは弁慶に確かなダメージを与えた。そして見えた光景……ツバキの目が青く光を灯している…そして青いオーラに包まれたツバメ……

弁慶はここに来て初めて危機を感じた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ