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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
286/313

最後の戦い

「…そろそろだな」

「はい…ユアさんの話が本当なら、ニノさんと一緒だと言うことですが…」

「本当にユア来るのかな?」

「来ます…ユアさんは来るですよ」

それぞれが様々な思いを心に留めながら、ハクリ達はユアとニノを待っていた。この任務中にユアから連絡が来たのは初めてで、全員が違和感を覚えている。

ユア曰く「自分だけじゃ守りきれないから…単独で行動するって言ってたのに…ごめん」と、謝罪までさせてしまう自分を恨んだ。

感謝するべき存在に謝らせてしまった自分の無力さを知った。

「良いのでしょうか…私達がユアさん達に会って……」

「資格がないのは俺だけだ。ユアは特に俺の事で傷つけてしまったからな…ニノもそうだ」

「そんな事ないわ!ツバメがもっと早く行っていれば、あの子達だってーー」

「それなら私もです!ツバメちゃんだけの責任じゃないです!」

「お前達の隊長は俺だ…。俺がもっと早く指示していれば……あの子達はーー」

「誰も悪くないよ…悪いのはやった人達……罪のない子供たちに手を下したーー」

「やめろ…それ以上は……」

「ニノ…ユア」

ユアとニノが悲しげな目をこちらに向ける。思わず目を逸らしてしまったハクリは言葉を失ってしまった。

「…ただいま皆。それと、ごめんなさい」

「……謝る事なんてありません。私達はユアさんを待っていましたから」

「おかえり…なさい」

「おかえりなさいです」

全員はユアを心から受け入れた。ただ1人、ハクリを除いては……

「皆にお願いがあるの。ニノ君をーー」

「分かっています。元々私たちの任務なのですから、そんなにかしこまらないで下さい」

「……うん。ありがとう」

「具体的にどうするの?」

「反政府的思考を…ですよね?」

「…とりあえず今は何も出来ないだろう。とりあえず拠点にーー」

「いや、それは無理だね」

「その対象はここで死ぬ」

「次こそは必ず勝つ……」

眩い光が突如ハクリ達を襲う…光が引き、視界が元に戻った時、目の前にいたのはーー

「特攻部隊…」

「空気を読むということを知らないのですか」

「ごめんね。僕達も少し焦っているんだ…」

「もれなくここで決着をつけてやる」

「今度は前みたいにいかねぇからなぁ…」

ガリヤとクロノ…隊長シュベン率いる特攻部隊の総勢は10人足らず程だった。どの人物も一際オーラを放っている。

「…今度は簡単には行かねぇからな。お前達をぶっ飛ばして、ニノだけは無事に終わらせる…!」


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