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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
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クロノの力

時間転送…傍から聞くとパッとしない能力だ。名前だけではその能力の全ては分からない。いや、【技を見たとしても認識することすらできない】かもしれない。

「あ、当たんねぇ……」

「当たり前だ。俺の技術(スキル)でお前の攻撃は皆無になるからな」

「意味わかんねぇ……どうも普通に見きってる訳ではなさそうだし…でも避け方は完璧なんだよなぁ」

当たりそうなところで避けられてしまう。先程からこんな感じで戦いが行われていく。クロノは余裕法な顔でこちらの様子を伺っており、動き出す様子はない。

「…何となくお前の力が分かった。時間転送(タイムトランスミッション)って言うくらいだから、時間を操作出来るんだろ?」

「さぁな。自分の手の内を晒すような真似はせん」

なるほど、図星なのね

「トランスミッション…転送か。時間を自分のいいように置き換える…それも過去のものに…それか、未来の時間を自分の頭中に転送して、行動を読む……かな?」

「私の高位なる技術(スキル)の説明などお前にする義理はない。なんだその最初のふざけた力は」

なるほど、後者なのね

「……お前バカだろ?」

「なんだと?貴様はこの俺の頭が悪いと蔑むのか?」

いやそう言ってんじゃん

「……うん分かった。もういいや…なんかごめん」

クロノの事が色々わかった瞬間だった。それに、この状況を打開するヒントを得た

「…よし。やるか!」

両の頬を叩き、気合を入れ直す。

手上に魔法陣を形成し、次からの攻撃を予想する。自分の攻撃が読めるという事は分かったものの、クロノの能力がそれ以下なのか否かは未だ不明である。慎重に動くことに変わりはない。ならば自分のとるべき行動はーー

「とりあえずぶっぱなす!」

ハクリの猛攻撃が始まった

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