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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
251/313

鉤爪の刃

「……」

いつか、クラスメイトに教えてもらった通りのやり方で……

「意識を…集中させて」

自分はなんのために今ここにいるのか…

第十八炎系魔法(ジルイグニス)!」

一か八かで放った魔法は正常にはたらく。魔力が呪いによって増幅しているせいもあるが、これでハクリも魔法が使えるようになった。

無数の炎の弾丸がツバメの元へと伸びていく

「え!?隊長魔法使えるの!?」

「おうよ!これで俺もやっと魔法デビューじゃ!」

「……」

ハクリがはしゃぎ立てる中、アオイは複雑そうな顔をしている。

「アオイさんどうかしたのですか?」

ツバキにそう呼ばれ、我に戻ったアオイ。

「…いえ、なんでもありません」

今の言葉は嘘だ。自分はこうしていていいのか…そんなことが頭をよぎる。

「ツバメ!どう避ける!」

「え!?えぇ!?……んーと…えーと……あぁもう!知らない!こうしてやる!」

右手の鉤爪が赤く光をともす。思いっきり右手を振りかぶったと思いきや、そこから放たれる光の刃。それが無数の火の弾丸と接触し、互いに消滅した。

「お、お前そんなことできたのかよ」

「もぉ!とっておきで驚かせようと思ったのに!」

近距離限定だと思っていたツバメの鉤爪が、まさか遠距離も兼ね備えていたとは……

「こりゃこの前みたいにいかないかもな」

今更ながらフェイクをツバメに教えた先程の自分を恨んだ

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