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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
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新しい事

「ルールは簡単!相手に3回攻撃を当てたら勝ちだ!」

「オッケー隊長!久しぶりなんだから思いっきり来てちょうだい!」

「……それでは、訓練開始!」

アオイの掛け声と同時に、ツバメが精霊武装術を展開。召喚された精霊、黒猫のクロは即座に右手の鉤爪へと姿を変える。そして、ツバメは一気にハクリの元へと駆け抜けていった。

「とりゃぁぁ!」

「げっはやっ!」

ツバメの電光石火を紙一重のところで受け流すハクリ。アオイから教わった捌きだ。

「あぁもう!当たんない!」

攻撃をかわされたツバメが不服そうに頬を膨らませる。

「ツバメの攻撃は一方的だから読みやすいんだ。もうちょっとフェイクとか使ってみるといいかもな」

「フェイク………うん。分かった!じゃあ次行くわよ!」

一度後方へ飛躍し、ハクリとの距離を開けるツバメ。その目には何か自信のようなものが満ちているように見えた。

「よっし……こい!」

気合を入れ直したハクリが両頬を叩く。それと同時にツバメが駆け抜けてきた。

右……いや、これはーー

一度右の鉤爪を振りかぶったと思えば、そのまま回転。鉤爪の裏拳がそのままハクリの右腕にヒットした。

結構強い一撃だったが、かろうじて腕が痺れる程度で収まる。

「いって……うん。いい!いいぞそれ!」

痺れる腕を抑えながら、ハクリはひとつため息をこぼす。目の前ではツバメが達成感に浸って嬉しがっている。そんなツバメに、ハクリは初めてやることを実行してみた。

「……行けるかな…魔法ーー」

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