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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
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現状報告

「へぇ……そうなんだ。対象(ターゲット)に会ったんだね」

「まだそうと確信したわけじゃないよ…でも、可能性は高い」

「……そうなんだ」

俯くユア。この反応を見るに、ユアの方はあまり進歩していないのだろう。ハクリはそう考えた。

「ユアはどうなんだ?なにか掴めたのか?」

「まぁね…色々歩き回ったから疲れちゃった」

たははと苦笑するユア。余程疲れたのか、それともハクリのあの告白が気に入らなかったのか、どちらかは分からないが、ユアは思いつめている…そう思った。

「ユア……俺はーー」

「分かってるよ……それ以上言わなくても……分かってる」

「……」

ハクリが言おうとしたことを察したのか、ユアはハクリの言葉を遮る…まるで聞きたくないとでも言うように……。

「私は……今の隊長とは一緒にいられない…ううん……いたくないの」

「……そうか」

「私の勝手な行動なのは分かってる…でも……ごめんなさい。それでも私は……」

口篭るユア。自分でも言いにくいと感じているのだろう…。ユアの気持ちを完全に理解した訳では無いが、少なくとも今のユアの心が不安定なのは理解出来た。

「分かった…俺はユアを責めない。ユアはユアのやり方で作戦を続けてくれ……」

「……うん。じゃあ私は行くね」

夜…静まり返った空気が、嫌に痛かった

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