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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
239/313

お調子者

「いやぁまさか本当に事故とはなぁ!」

「……」

「てかニノ!お前こいつにボコられたんだって!傑作!傑作だわ!」

「……」

「この女もなぁんか気ぃ強くてよ!こぇえの!こえぇの!」

「……」

先程までとはまったく違い、男はハイテンションでばしばしと背中を叩いていく。何も返せない各々はその身を任せるが、苛立ちを覚えたことに疑いを持たなかった。

「おいシルフ。いい加減にしろ。俺は別に本気を出したわけじゃーー」

「神獣になったんだろ?お前の本気じゃねぇかwww」

「この…てめぇ……」

陽気な顔と目を細めた顔が対峙する。今にも戦いの幕が開きそうなこの空気…ハクリとアオイはどうすればいいのかが分からずにいた。


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