表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
233/313

固有魔法

「………」


ダメですね……全くもって気配が感じられません…。本当に人が居ないのでしょうか…。


数分が経過した。アオイのセンスを持ってしても、気配一つ感じ取ることが出来ない。日頃の自分を信じるなら、これはいないと断定すべきなのだろうか…。そんな事を考えていた。考えていくうちに一つの考えが頭に浮かぶが、流石にありえないと思い振り払った。

「…ここはどこですか」

思い切ってそう発言するが、やはり帰ってくるのは沈黙である……そう思っていた。

「ここは独房だよ。少なくとも俺たちの意識下ではな」

返答が返ってきたのである。予想外の行動に、アオイは一瞬焦りを顕にした。

「っ……あなた、先程私の背後に立ち回った方ですよね?どうやったか教えてもらえますか?」

「おいおい俺はあんたの敵だぞ?それに少し図々しやしないか?」

「……私はここにいる暇はありません。あなたを退けてでもここを出ないとならないのです」

「ふーん……あっそ」

どうやらアオイの状況など知ったこっちゃないらしい。当たり前ではあるものの、焦っているアオイからしたら腹立たしい。

「………」

「まぁこのくらいは教えてやるよ」

諦めかけたアオイだったが、不意にそんな言葉を投げかけてくる男に反応する。

「…さっきあんたに近づいた方法。ありゃ俺の固有魔法だ……」

唾が喉に通る……。どうやら自分はとんでもない所に足を踏み入れたかもしれない……

そう思ったアオイだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ