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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
230/313

悪あがき

「くそ!くそくそくそくそ!」

連続で降りかかる攻撃を、かわす、かわす、交わす……。苛立ちを覚えた神獣もどきは、先程から攻撃が雑になってきている。

「もう潮時か……」

次の攻撃が来る時、勝負は終焉を迎える。これまで一方的に攻撃を受け続けてきたが、目潰しを喰らわせて以降こちらから攻撃をしていない。となれば、残す一撃を急所に与えて終わらせればいい事だ。死なない程度にが附属すると難易度は上がるが、無理な話ではない。

「無力化かつ瀕死かつ死なないように……」

手にしたハンドガンを向ける。既に息を切らしている。やるなら今だーー

「集中……集中…集中、集中ーー」

銃口に魔法陣を形成……発射(ファイア)

結果は言うまでもない。限りなく確信に近かった終焉。ハクリの勝利で収まったのだった。


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