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If 〜もしもの話〜ミルと地獄の猛特訓その4
「あれ?何でおじいちゃんがいるの?」
目が覚めると、目の前にはハクリのおじいちゃんが立っていた。和やかな笑みを浮かべながら、言葉を発することもなくじっとハクリを見つめている。自分がいる場所を見回すと、何もなく、ただ光の粒子のようなもので包まれているだけだった。
そして、自分はそんな事に疑問を抱かなかった。
「ねぇじいちゃん…俺、何かあったのかな?」
そして、いくら自分が声をかけても、じいちゃんは何も言葉を返さない。未だ優しい微笑みを向けている。
「……」
そしてハクリは、何故か全てがどうでも良くなってきた……もう自分もこのままじいちゃんのようにーー
「起きろーハクリくーん」
何故かじいちゃんがミルの声を放ったところで、ハクリの意識は覚醒した。




