表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
218/313

If〜もしもの話〜ミルと地獄の猛特訓その3

「ちょっとちょっとハクリ君…そんなのもできないの?」

「すんませんね非力で……」

あれからというもの、ミルの良いのか悪いのか分からない特訓は続いた。ハクリ自信、身に入っているのかどうかは不明だが、とりあえずミルの特訓を受ける中で、いくつか気づいたことがあった。

まず、ミルの捉えている視野や、全てではないが何となくどんなことを考えているのかも察しがつく。なんの疑いもなく、ミルは戦闘中ずっと笑みを絶やさない。つまり楽しんでいた。そしてもう一つ、ミルは案外胸がーー

「うぉっほん!」

「??どうしたのさ。いきなり咳払いなんてして」

「何でもない。続けてくれ」

自分の邪な考えを振り払い、特訓に集中する。今ミルから習っているのは、自強化系統の魔法のコントロールの仕方だ。昨日、ヒノンに、魔法の何たるかを叩き込まれたお陰で、何とか形にできようとしている所だが、どうもそこから上手くいかない。

「いいかい?自強化…第三聖系魔法(キャリオン)なんかの魔法は肉体強化とは別に心のコントロールが必要なんだ。自分が強くなるイメージとともに、それを抑制するイメージをしなくちゃいけない。後者を怠ると、返って自分がダメージを受けることになるから気をつけて」

「強くなる…抑制するイメージ……」

目を閉じ、ミルに言われた通りのイメージをする。どちらのイメージが5:5になるよう、念入りに……

「イメージが出来たら今度はそれを形にする……」

「形に……」

ハクリの体から、金色の粒子が湧き出てくる。それを見たミルは、一瞬表情を明るくしたがーー

「あ」

ミルのその声とともに、ハクリは爆発した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ