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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
202/313

If 〜もしもの話〜イヨと誰かの新婚生活その5

「さて、誘拐に成功したはいいけど、これからどうすっかなぁ」

目の前で気絶している少女を前に、男は異様なまでの感情を秘めながら、その欲を必死に押さえつけていた。

「うぐ…まてまて。お楽しみは後だ。今は逃げるのが先決だしな」

自分の腹部くらいしかない身長の少女イヨを抱き抱え、男は歩みを進めていく。これで何人目だろうか……。時には失敗した事だってある。しかし、この欲だけは自分でも抑えが聞かなかった。気が付けばやっているのだ。

「しっかし…道中でこの子を見かけたのはラッキーだったよなぁ。祭りに来て正解だったぜ」

不気味な笑みを零しながら、どんどん人気のない道を進んでいく。目的地まではそう遠くない。そして、そこに着いてしまえばこちらのものである。

「あの兄貴も災難だよなぁ。そして不用心だ。この子をひとりで待たせるなんて…まぁそのお陰で簡単だったんだけどな」

気分が高揚しているせいか、今の自分は口数が多い。そんなことを思いながらも、口は止まらなかった。

「……さて、着いたぞ」

イヨを優しくベッドに寝かせ、男はニンマリと気持ちの悪い笑みを浮かべた。息は荒くなり、手は気色悪く動く……。

「…ふっ」

男の手が、イヨの頬に触れる。すべすべの肌に手が当たり、イヨは意識がなくとも少し不快そうな顔をした。

「…さぁ……始めようか…」

男は自分の服に手をかけた……


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