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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
191/313

「いったたた……」

「何よ…何が起きたの?」

よろよろと傷ついた腕を抑えながら、ユア達は瓦礫の中から姿を現す。死なない程度に痛めつけられたようで、あまり早くは動けないが何とか歩ける。

「いきなりアイツが発動した魔法が…そうだそれよ!」

ハッとしたようにツバメがそう告げる。

第六十三地系魔法(ログマイフェスト)により、広範囲の地面が変形。シャーマックの巧みなコントロールにより、ユア達は先程も言ったように【死なない程度】に痛めつけられた。シャーマックの意図は分からないが、一応は助かったのである。

「あれ…ツバキがいない」

「え!嘘でしょ…」

焦りを顔に浮かべ、血相かいてツバキを捜索し始める2人。目的の人物は、いとも簡単に見つかった。

「……」

「……」

二人してとある一点を見つめる。そこには、もがき苦しむ細い足が見える。上半身は穴にハマってしまったのか、その下半身である足だけが、そこから抜け出そうとバタバタともがいていた。が、しかし……それだけではどうしようもない。

「…これどうする?」

「いやいや、これ明らかにツバキちゃんだよ!助けなきゃ!」

協力してその足を抜き取る。思いの外簡単に抜けた足、それにくっついていたツバキの上半身は案の定泥だらけである。

「っぷはぁ…き、死ぬかと思いました……」

「……そうね」

「とりあえず隊長のところに向かおう!何かあったかもしれない!」


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