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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
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If 〜もしもの話〜 ミルと地獄の猛特訓その2

「あぁ…死゛ぬ゛…」

「全く…ハクリ君はもろいから困るなぁ」

「お前それ俺がもし死んでたら言ってたか?」

「あっはは!そんな冗談!言うわけないじゃん!多分!」

「多分かよ!?そこは言うなよ!」

あの恐ろしい肉弾戦(特訓)も区切りがつき、地面に横たわるハクリ。あんなに暴れ回ったのに、ミルはケロッとしているから恨めしい。

「ってか、いきなりどうしたのさ。稽古してくれなんてさ」

ミルの何気ない質問に、ハクリはギクッと肩を揺らす。あまり知られたくない理由故、その表情には微かに焦りが感じられた。

「あ、わかった!他の女の子にはとても言えないわけだね!」

「そういうことを言い当てるのは上手いよな……バカなのに」

ぼそっと言われた最後の言葉を聞き、ミルはムッとへそを曲げる。

「バカとは何さ。僕だって真面目にやってるんだよ?」

「……あ、そう」

「何で適当なのさ!」

「とりあえず俺はこのままじゃ駄目なんだ。ミル以外に頼めるやついないんだよ」

「そう…ならそれ相当のお礼をしてもらわなくちゃね」

何か変な事でも考えているのか、ニヤニヤと変な笑みを浮かべているミル。

「俺ができる範囲ならな……」

「へいへーい。この僕に任せておいてよ」

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