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If 〜もしもの話〜 ミルと地獄の猛特訓
「ち、ちょっと待てミル!これ以上やったら死ぬ!本当にしーー」
「うりゃぁぁぁぁあ!」
ミルの叫び声とともに、大きな爆発音が響き渡る。地面にがっぽり空いた穴。その下で何とか息をしているハクリを見下ろし、ミルはため息をこぼした。
「だめだめハクリ君!もっとこうズバッと!シャキッとしなきゃ!」
「いや分かんねぇよ!ミルと肉弾戦で生き残るだけでも奇跡だからね!?」
「甘えてちゃいつまで経っても強くなれないよぉ?いいのそんなので?」
「むっ……」
事の発端は自分なのだ。ミルに肉弾戦のいろはを習おうと頼んだのだが、頼む相手が悪かった。現に今もう死にそう。
「さぁさぁ!次行くよ次!」
「え?ち、ちょっと待て!?本当にこれ以上はーー」
「うおりゃぁぁぁ!」
「アーーーーーッ!♂」




