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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
179/313

スライクとハクリ

「さて、一見する限りあの時とは格段に強くなったと見える…その強さの裏にはどんな鍛錬を積んだのだ?」

「それはもうきつーい訓練をしたさ。多分常人なら死んでる」

「ほう…それは興味深いな…俺にも教えて欲しいものだ」

「ぬかせよ。誰が教えてやるかよ。こっちから願い下げだっつーの」

「そういう態度をとるようになったのも、一つの成長といった所か。前回とは精神的にもたくましくなっている」

余程ハクリの事が気になるのか、スライクは興味深そうに質問してくる。勿論そんなものに答えるわけのないハクリは、茶化して返すのだが、それすらも気に止めることはなく、スライクの興味は続いていく。

「まぁいい…貴様と手を合わせていればいずれ分かる事だろう」

戦闘態勢に入ったスライクを前に、ハクリの心情は緊張で染まっていく。下手をすれば殺されるかもしれないこの自体で、自分は目視で分かるほど各違いな相手を敵にしている。

「…神さま仏さま…どうかスライクとか言うのがミスりますように」

皮肉混じりにそんな言葉を放ち、ハクリは一気に駆け抜けていった。

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