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If.七種目の召喚者(イレギュラー)  作者: 石原レノ
全てが変わる日…変えようと誓った日
176/313

手入れ時

「はっはーん?さては怯えてるねぇ君!わかる…分かるよ!手を合わせなくても伝わる僕達の威圧感に怯えてるんだよねぇ!?あぁ辛い!僕の存在が辛い!」

「うるさい黙れ。あまり挑発を重ねるな」

「御託はいいから要件を言え。他のみんなを探す必要があるからな」

出来るだけ落ち着いた態度を見せつけ、こちらの安静さを知らしめる。ここで慌てれば相手のペースに巻き込まれる。今はユアしかいない。自分が正常を保たなければならない。

「こちらの要件は変わらない。他でもないお前だ」

「お前達は同性愛者か何かか?そんなに俺が欲しいのか?」

「あらあらー?無理に冷静さを強調しなくてもいいんだよぉ?それに演技下手すぎーぷぷっ」

シャーマックのおちょくりは相変わらず腹が立つ。しかし、辛抱だ……。ここで変に抗ってはならない

「どう思おうがそれはお前の勝手だ。しかし今日は先日のように優しくはない。少し手入れする必要があるからな」

「大人しくしてないと身のためだよぉ?僕もそんなに手先が器用じゃあないかぁらねっ☆」

「……何をするつもりだ」

「まぁまぁそれはこれから分かるからさ!すこぉしじっとしててね?」

そう言うと、人差し指をハクリの元へと向けるシャーマック。その隣でスライクはその光景を冷ややかに見つめていた。魔法陣が形成され、シャーマックが詠唱を行う。

「さてさてさてさて!整いました!早速打っちゃうよー!」

「早く終わらせろ。帰還時間が迫ってきている」

「ぶーっ!スライク君は相変わらずだあねぇ!いいもんいいもんっ!僕は打っちゃうからいいもんっ!」

その言葉を最後に、シャーマックはニヤニヤと不敵な笑みを浮かべて、魔法陣から弾丸を撃ちはなった……

「くそっ…体が動かない……」

「隊長っ!」

意識はハッキリしているのに、体が言うことを聞かない……このままユアだけでもと、もはや半ば自分のことは諦めていた。

そして………その弾丸が、ある一閃により阻止される。

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