彼女2
テストという名の学生の敵がやってきた。
でも実は、テストが嫌いじゃなかったりする。
勉強するのは楽しくないけど、自分の実力を試せるのは少しおもしろい。
なんて、威勢がいいのは最初だけで後半はもうヘトヘトだ。
どうせ今回も最後の方は「点数なんてどうでもいいから早く終わって」ってなるんだろうけど。
今日は彼氏に数学を教えている。
勉強会はだいたい学校から近い彼氏の家でやることになっている。
1度解いた問題を今度は彼氏が解けるようにヒントを出していく。
あたしと違って器用な頭で真剣にあたしの問いに答えていく。
これだけできるのにどうしてわからないって言うのかしらね。
あー、眠い。
睡眠時間2時間はやっぱり辛いなー。
「おい、大丈夫か?顔色良くないぞ」
真剣な顔で見つめられたら照れるじゃない。
「え、あ、大丈夫大丈夫。ちょっと夜更かししちゃって」
前回のテストより番数を上げて、希望の大学に近づきたい。
「だいぶわかってきたから少し寝ろよ」
「えー大丈夫だよー」
「いや、いいから。ほらベッド貸すから早く寝ろ」
彼氏のすぐ後ろのベッドをポンポン。
「ん……、わかった。借ります」
彼氏は頑固だから、こういう時は素直に甘えるのが得策。
それに、だいぶ眠い。
あたしはベッドに入ってすぐに意識がなくなった。
起きたとき、彼氏があたしの手を握ったままベッドにもたれかかって寝ていた。
かわいいやつ。




