表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Scene.  作者: 秋葉
3/3

Scene.03

あの後私は彼女に連れられ隣の彼女の部屋にお邪魔した。部屋に入ると直ぐに彼女は、明るい声で「取り敢えずお風呂入るかな?先に入っちゃって」と風呂に入るように指示した。私は無言のまま頷き脱衣所へ向かった。というのもこのマンションは殆どの部屋の間取りが似ていて彼女の部屋は丁度私の部屋を反転させたような状態だった為場所はすぐに分かった。服を脱ごうとして身体のだるさを思いだす。それに泣き疲れていたためか力も入らない。ノロノロと服を脱ぐ。丁度パンツに手をかけた時、彼女が脱衣所に入ってきて「ここにタオル置いとくね?それと服なんだけど少し小さいかもしれないけど我慢してね。」と言ってタオル、Tシャツとズボンを置いて出て行った。その時の彼女はまるで私の裸を気に止める事も無く、最早母や姉に近い物を感じさえした。私はだるさに負けまた頷くだけだった。力なく横にドアを開けてイスに腰掛ける。前にある銀色の取っ手を奥に押し頭から水をかぶった。普段ならお湯になるまで待ってからかぶるだろうが今はそれも気にはならなかった。それから5分程だろうか、私は先程の彼女の表情を思い出しながら動かないでいた…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ