ご主人とお風呂
まったり更新中。
ご主人は帰宅後、しばらくの間わいとまふまふもふもふやってはったけど、気が済んだのかスーツを脱いで風呂場へと向かいましたわ。
ご主人意外と清潔やさんでお風呂や掃除はきちんとしてはりますのや。
おおざっぱそうに見えて、きとんとさんやで。ポイント高うありしませんか?
きちんとしてる言うたかて、神経質ではないのもミソやで。
こないなご主人が旦那はんてよろしくありまへんか?
ご主人に可愛えお嫁さん、絶賛募集中やで!
今なら何と! この可愛い可愛いわいもついてくるでえ、お買い得さんやでえ!
……おおと、ご主人の脳内宣伝はここまでにし、はよスタンバイせな。
ご主人はまず身体と頭をざっと洗って、その後湯船にゆったり浸かるんが決まったコースなんや。
この湯船に浸かって一息ついたそのタイミングがわいの登場ポイントや。
風呂場のガラスの引き戸に上手く前足をかけて、ぺたぺたとご主人のもとへ。
ほいっ、と立ち上がり、両前足を湯船のふちに置いて、体制維持。
そしてご主人を見て、一言。
「なあうー」
その途端、ご主人の顔はメロメロに。
「そうかそうか、今晩もか。ちょい待ってな」
そう言うと、ご主人は桶にお湯を入れてパシャパシャとわいのお尻を洗ってくれはる。
これはちょお好きになれへんが、この後の極楽を思えば我慢もできるというもんや。
「ほい、もういいぞ」
とご主人、わいを両手で持ち上げるとゆっくりと自分の膝の上へ。
背中をご主人の胸に預け、顔だけがお湯から出るように調整してもらい、お風呂に浸かる。
じんわりと身体をつつむ、このぬくいええ感じ。
ま・さ・に、極楽や~。
「ふうー」
思わず満足のため息も出てしまうというもんも、仕方のないことやと思われへんか。
「ほんっと、お前人間っぽいよなあ。そのふうーっとかってため息なんかも特に。風呂好きの猫なんてそうそういないぞ。あー、ほんと可愛いなあ」
それは風呂嫌いの猫が損してはるなあ。
まあわいかて、頭からざぶーんとか水かけられたり、足元不安定な水ん中放り込まれるんは勘弁やけど。
後、湯から上がった後ごしごしタオルで拭かれんも好きではないなあ。
ただその後ドライヤーでぬっくぬくに毛繕いやマッサージ込みで綺麗にしてもらえるで、我慢しはりますがな。
ああ、それにしても湯船にたっぷりゆったり浸かるんは気持ちええなあ。
ほんま、極楽でんがな。
次回もまったり続く。