世界で一番静かな抵抗
「あの廃墟に行った人々の多くは自分の意志で決めた様に感じているが、実は呼ばれていた事に気付いてはいない。」この言葉だけを覚えている僕はあの廃墟とは別世界の廃墟に住んでいる。そして僕はこの世界では足元に実態がない唯一の影でもある。何とも接した事の無い僕はあの廃墟から頼まれたモノを届ける事だけが自分の存在の理由として生活していた。あの世界で少女に会い話した時、ありえないのに懐かしさを感じて僕は初めて自分の存在に疑問を抱き、次第に自分の役割と逃れられない運命を選択させられていく。というダークファンタジーな話しです。
世界で一番静かな抵抗
2015/12/14 16:17
世界で一番静かな抵抗ー後編ー
2015/12/26 13:33