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~オーバーシア~監視者とグレーゴル
監視者は救世主となり神となる。
ある廃虚の町
闇に蠢く亡者達
それを見つめるオーバーシア
高い高い塔の上
監視者は常時
見張っている。
ある時
救世主が現れた
この世界の救世主。
救世主は言った
<恐怖こそが鍵だ>
われわれの死こそが救いである。と
次々と訪れる民への恐怖
知られざるうちに
気付かぬうちに
居なくなる民
消える民に
変わる民。
変わる恐怖で
満ちる恐怖…いにしえの記憶。
それでも
世界は変わらず
繰り返す。
監視者は考えた
残された希望は
自分なんだと。
ビールスを
埋め込むには
被験体が必要。
民は喜んで
被験体になった。
神なる実験が今、始まった。
<続く>
続に続く…
かの物語の主人公達の運命とは…