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初戦

「しかし、あいつ等、ゾンビっぽいな」

「ああ、確かに・・・そうね。ウイルスでなっちゃった奴でしょ?」

「映画でもあったな超能力的なのが出て、残念だったけど」

話しているのは総一郎、美月、横沢は話す。


今は影からゾンビたちの様子を覗っていた。

「おい、これからどこに行くんだ?」

「とにかく、自宅に戻ってqsqを確保したいな・・・」

総一郎は言う。


「総一郎・・・OS3も」

「もちろんだ」

「ああ、この二人は外れてるわね!とにかく、食料も必要でしょ!安全な場所も!!」

美月がイラついたように言う。


「だったら・・・ホームセンターに行かないか?」

「あそこか・・・客は少ないしな・・・」

森が言う。


「そうか森はこの付近に住んでたな・・・案内を頼む」

総一郎は森に頼んだ。

「ああ、もちろんだ。行こう。ここは反吐が出そうだ。」

森がそう言うと、一団は歩き出した。

女子はこんな状況でも話しに華を咲かせていた。


「おい、話を楽しむのもいいけど声は小さくしてくれ」

「わかった・・・」

総一郎が注意すると葵が答えた。


「森、どのくらいで着きそうだ?」

「この警戒しながらだとあと30分ってとこだな」

「そうか・・・」

「クソッ!前方に3体いる。遠回りするか?」

「3体か・・・殺すぞ・・・いずれ殺さないとならない相手だ」

「わかった」

総一郎、横沢と森が竹刀や金属バットを構える。


「総一郎、気をつけて」


「ああ、大丈夫さ。人間は負けない」


「横沢、森君。気をつけてね」

千咲が言う。森がメガネをクイっとやる。


「任せときな」




「準備はいいか?」

「「勿論だ」」


二人は言った。

「いい返事だ」

三人は走る。

ゾンビは此方に気付いて、うめき声のような声を上げて、ゆっくりだが一歩ずつ、歩いて近寄ってきた。


「ハッ!!!」

総一郎は竹刀でゾンビの頭を一突きする。

そして、肩、頭、胴と打つ。

ゾンビは構わずに此方に接近しようとしてきたので一歩下がって、距離を取る。

そして、頭を力を込めて打つ。

竹刀だとはいえ、この一撃は強烈で効いた様だ。


ゾンビは倒れる。

一方、横沢たちは苦戦をしていた。森は頭を狙わずに胴体を攻撃していたがゾンビが倒れるようなことがなかった。

横沢は巧みに脚を狙い、ゾンビの体勢を崩して、ダメージを与えていた。

森が危なかったので手助けに入る。


ゾンビの背後から頭を砕いた。

これでゾンビは倒れた。


「なるほど・・・横沢!頭を狙え!」

「そうか・・・映画の通りだな!」

横沢はゾンビの頭に金属バットを一振り。


「ふぅ~、森のときはどうやったんだ?」

「偶然、頭を狙ったんだよ」

「なるほど」

女子三人が近づいてきた。


「大丈夫?」

葵は総一郎に声を掛ける。他二人はゾンビの亡骸を見て、声も出ないようだ。

「ああ、行くぞ。怪我は誰もしていない」

そう言って、歩き出した。


23分後・・・


「ここか・・・予定より早く着いたな・・・」

現在は10時を過ぎていた。

中に入ると人の姿もゾンビの姿もなかった。


「三手に分かれて、必要な持てる分を持っていくぞ」

「どう分かれる?」

美月が皆に聞く。

「私は総一郎と・・・」

葵が瞬時に言う。

「けってーい」

「総一郎・・・うれしい?」

「微塵も・・・」

ここでも先ほど作った槍を手に持ったので総一郎は謝る。


森、千咲のβ班。横沢、美月のγ班が出来た。

それぞれ、班も決まったので散会しようとしたときにいいものを発見する。

「待て、アレは使えるぞ」

総一郎の見ている先には警備員のゾンビが三体。

「何が使えるのよ?」

「奴らは警備員だろ?ということは無線機を持っているはずだ。」

「なるほど、じゃ、やるか」

「もちろん」


男三人は駆けて行って、ゾンビの頭を砕く。

三体は同時に倒れた。


そして、装備を剥ぎ取る。

得たものは警棒、無線機、栄養ドリンクを三つずつだ。

「じゃ、γは見張りを頼む。ゾンビが進入してきたら教えてくれ」

「了解っ!」

無線を装備すると三班はそれぞれ任務に向う。


そして、館内で略奪が始まる。

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