エピローグ
ぶっちゃけ、エピローグの意味を知らずに書きました。
だから、エピローグじゃねぇぇぇっってなりますね。たぶん。
「たいした奴もいるねぇ」
女が崖の上から下を見下ろす。
大きな化け物・・・『ギガス』が死んでいた。
すると海に浮かぶ何かを見つけた。
女はそれを見ると車へと戻る。そこからゴムボートを取ってくる。それを海に投げ入れる。そして、ネイルガンのような銃で地面に釘を刺し、そこに紐を括り付けて、崖を降りていく。
ゴムボートへと降り、その何かが浮かんでいた所へと向う。
「これは・・・人間か?」
MP5Kを向けながら様子を見る。pp-2000を持っていた。
そして、動かないので引き上げて身体検査を行う。
脈も肌の様子も正常。その恐らく男子高校生か中学生は生きていた。ただ、ところどころにある傷が酷い。右腕は折れていて、左足は何かが貫通した跡があった。
あの『ギガス』もこの子が倒したのかしら?
その後、暫く、悩んだが連れて行くことにした。
このままだと十中八九、死ぬだろう。
なにより、『ギガス』を殺した少年がどのような人か興味もあった。
そして、雑用にも使えそうだ。
ゴムボートを砂浜まで移動させる。
この少年の体重はたいしたことはなかった。軽々と持ち上げる。
意外と軽いのね・・・。多少、嫉妬もした。
そして、離れた車まで歩いていく。
「大物になるかしら~?」
車が発進する。
「――――む?」
総一郎は目が覚めた。
するとベットで眠っていた。
右腕が包帯でぐるぐる巻きになっていた。
切り傷やら打撲が体中にあった。
生きていたのに驚いた。いや、爆発に耐えたまでは覚えていたがその後は泳いで陸に上がる体力もなかった。溺れ死ぬと思っていたのであった。そこで気を失ったのだ。
―――ここはどこだ?
ゆっくりと起き上がった、そして、ベットから降りた。ベットがギィギィと音を立てた。
―――治療をしてくれたってことは悪意はないだろうな・・・・・
武器はなかった。取り上げられたのだ。当然だ。俺でもそうするよ。
そこに女性が入って来た。
「あー!!!起きた!」
「・・・・・・・貴方は?」
いきなり、大声で叫ばれたので驚いたが極めて冷静に聞く。
「ああ・・・・私は由香里。河上 由香里。」
「私は中村 総一郎です。この治療も貴方がしてくれたのですよね?ありがとうございます」
「へ~、総一郎君っていうんだ~。何歳?」
「高校一年生です。」
この人はま、20代ってとこかな。しかし、佇まいが只者ではないようだ。
「職業は何だったのですか?」
総一郎が尋ねる。だったというのは今更、職業とはいっても関係ないと思ったからだ。社会は崩壊したのだ。
「え?私の職業は……ま、傭兵みたいな仕事かな?だったではなく、今も傭兵よ」
「傭兵?」
「あ、PMCに所属していて・・・元SASだからね。」
「SAS!!!」
SASはイギリスの特殊部隊で凄い。世界最強と云われたりもする特殊部隊である。
以前に入隊試験?のようなものを読んだことがあるが鬼畜という言葉が見事に当てはまるものであった。山の中に放り込まれてコンパスは渡されるが実は磁石で狂わされていたり、ビスケットを食料として支給されるがガソリンをかけられていたりと鬼畜であった。何より、女性の隊員がいたのに驚いた。
「でさぁ~、アンタの治療のために色々、物品を使ったんだから・・・・私の言うことを聞いてもらうわよ。」
「へ?ええええええ!!!」
その時の由香里の顔は悪女のようであった……。
「ここか・・・・」
「遂に来たわね!」
車が新たな新天地へと着いていた。あたりには自衛隊がわんさかといた。
迫撃砲、戦車などが辺りにあった。ゾンビがやってきたらトンネルを破壊するつもりなのだろうか。
それともこれからやる予定なのか。美月たちにはわからなかった。
「M4・・・特殊作戦郡・・・・」
葵が言った。
きっと特殊部隊だろう。その後、その人たちが近づいて来て、検査を受け、本州の様子を聞かれた。
美月たちは全てを話した。
すると彼らは避難民の町まで案内をしてくれた。
しかし、横沢は残った。どうやら、自衛隊に入隊するようだ。勧誘されていたから断るのかと思って見ていたが入隊するとは思いもしなかった。
「わりぃ、けど、俺には力が必要なんだ。」
こう言うと横沢はいなくなった。
狩野さんたちはもう戦いはこりごりのようだ。
私も同感だ。これからは総一郎や森、千咲の為にも命を大事に生きて生きたい。
今はこの一時の平和を精一杯、楽しもうと思う。
Zombie
Panic
END
今まで、ありがとうございました。
皆さんの応援があってこそ、ここまでやってこれました。
真にありがとうございました!
続編は書きますよ。テロリストたちも生かしておいたので・・・・。
総一郎君の報復が始まる!!!