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バイオハザード発生 初日

今回はバイオハザードが起きた経緯の一部をお送りしたいと思います。

ぶっちゃけ、短い、あまり、書けてない。

けどお楽しみください

地方の港、深夜



作業着の男たちが船から荷物を運び出していた。


ニット帽を被った男は取引先の男に言う。

「ブツはコイツか?」

「ああ、そうだ」

サングラスを掛けた、スーツ姿の男が言う。

「ホント、恐ろしいモノを作るよね、人間は」

学生を卒業したてのように若い男が言う。

「そうだがコイツでお終いだ・・・開発できる人間なんざいなくなるさ」

「そうだな・・・おっこっちは武器か?」

ニット帽の男は別の箱を見る。

「いや、そいつは予防薬だ」

「予防薬か!すっかり忘れてたぜ!」

「シー・・・リーダー、静かにしてください。聞かれたらどうするのですか?」

「わりぃわりぃ」

ニット帽の男は若い男に謝る。この会話からニット帽の男がリーダーだと分かる。


「これを作戦開始の30分前には服用しろ」

サングラスの男が言う。

「分かった」

若い男が言う。

「武器は?何が入ってる?」

「コレだ」

サングラスの男は箱を開ける。

中にはカラシニコフ、マカロフなどの銃。そして、プラスチック爆弾、ダイナマイトなどの爆発物が入っていた。


「これで我々もテロリストの仲間入りですね!」

作業着の男の一人が言う。

「そうだな・・・明日が楽しみだ」

「よし、退くぞ!」

そして、各々、車に乗り込んで去っていった。


後にサングラスの男が残る。

携帯が鳴った。

「もしもし、ああ、アンタか?え?取引は上手くいった・・・馬鹿なやつらだ。うん、分かった。直ぐに戻る」

サングラスの男も車に乗って、去っていった。




同時刻 都内 某公園


青年の男がベンチに座って、隣の男と話していた。

「これでいけるんだな?」

「ああ、これでラクーンのように出来るぜ」

眼鏡の男が言う。

「ワクチンは?どこだ!?」

「落着け、ここだ」

眼鏡の男は眼鏡をクイッと上げるとベンチの下を指差す。

青年は多少、周りからは不審に見えるが出来るだけ自然にベンチの底に貼り付けてあった袋を取る。

「服用は30分前だ。わかったな?」

「ああ、ありがたい、ただでこんなにしてくれるなんて」

「なに、たいしたことじゃない。じゃーな」

眼鏡の男は去っていった。

青年も暫くすると去っていった。


このようなことがこの日に何度も世界各地で行われていた。





翌日 地方の銀行

 

「いらっしゃいませ!」

「動くな!」

覆面を被った男が言う。

カラシニコフを天井に何発か撃って、威嚇をする。

「金を詰めろ!!!」

そう言って、偽ブランドのバックを差し出す。

すると外からスピーカーで音が聞こえる。

「強盗!大人しく投降しろ!!!」

覆面の仲間の別なやつが外に向って、発砲する。



「っく!出て来そうにないな・・・どうします部長?」

「説得を続けるしかない・・・」

<警察は下がってろ!こっちには人質が居る!!!>

「くそっ、人質か!!」

部長の男はスピーカーで言う。

「人質を解放するんだ!!!」



「セット完了しました!!!」

若い男が言う。人質の居るところに箱を置いていた。

「金は持ったな?退くぞ!!!」

覆面の男は拳銃を銀行員に突きつけて外に出る。

そして、逃走してしまった。


「追え!追うんだ!!!」

部長は叫ぶ。

何人かはパトカーで追跡を開始した。

「残りは人質の確保!!!」

そして、人質のところに行くと箱を発見する。

「爆発物かもしれません」

警官が言う。


「処理班を呼べ!!」

部長の男が叫んだ瞬間。

箱から音が出る。

「退避!!!」

誰かが叫んだ。

すると箱から白い煙が出て、暫くすると煙も止まり、爆発はしなかった。

「ゴホッ煙幕か?何故、今に?」

「ゴホッゴホッ!!!」

人質全員と部長を含む警官、計16人が煙を吸った。



強盗発生から30分が経過しようとしていた。

「やったな!銀行強盗なんかちょろいぜ」

「例のモノも仕掛けてきたしな!」

助手席の男がふとハンドルに目を移すと運転手の手がだんだん変色してきているのに気がついた。

その時、男は眩暈を感じた。

「おい、どうしたんだ?」

前方の座席のメンバーが具合が悪そうにしているので後部座席からリーダーの男が声を掛けるが返事がなかった。


「おい、ジョン!!!」

ジョンとはコードネームらしい。

リーダーの男は隣の人に言う。

「二人とも具合が悪そうだ、運転も代わってやれ」

そう言った、瞬間、首を噛みつかれる。

あまりに突然の出来事でリーダーの男はまだ状況を掴めていない。

そして、そのまま、自分の体が変色してきているのに気がついた。

「これは・・・ウイルス?そんな・・・バカな!!!」

しかし、男の頭は回らなくなってきていた。


そのまま、車はバスと正面衝突をする。

炎上して爆発した後に車から四対のゾンビが現れ、野次馬に襲い掛かっていく。

一瞬にして朝の通勤ラッシュも地獄絵図になる。


銀行では

「部長、人質たちが・・・」

「なんだ…」

部長が署に戻ってから森崎巡査長に呼び止められて聞いたことは・・・

「全員、凶暴化だと・・・?」

「ええ、事情聴取をしていた川口巡査長の肩を噛み付いたところを取り押さえたそうです。他の人質も同様のことが起こりました。」

「・・・あの煙、いやガスが原因か?」

「部長、汗が凄いですよ?」

「ん?いや、先程から暑くてな?エアコンは付いてるのか?」

「何を言ってるのですか?クーラーが効き過ぎて寒いくらいじゃないですか」

森崎巡査長は笑った。

「・・・?」

部長は変だと思ったが大しては気にしなかった。

「もう一つ・・・街中で大規模な暴動が起きているようです…死傷者も出てます」

「なんだと・・・原因は!?」

「わかりません、要求が書かれているようなプラカードもありませんし、デモではないようですね」

「人員はどのくらい割いてる?」

「それが・・・先程、都内の病院で暴動が起こりまして、未だに人質を取って、立て篭もってます。そちらにも人員が割かれているので・・・」

「そうか・・・」


「あっ私も行かないと・・・警護課からの応援警護の要請があったので・・・」

「こんなときにか・・・・」

「はい、何でも火炎瓶をVIPの車両に投げつけられたらしく警護の増強ですね・・・」

「わかった。頑張れよ」

「はい」

森崎巡査長は去って行った。


「う・・・眩暈が・・・」

部長は壁に手をついて、倒れないようにする。

「部長!」

「なんだ?先程の銀行強盗の犯人の車両が事故を起こして、炎上したらしいです。」

安部巡査長が来て、部長に報告をする。

「被害は・・・?」

「それが直後に付近で暴動が起きたらしく、被害はまだどの程度か確認できていません」


その時、無線がなる。

「全警官に・・・先程、公安から連絡が入った。落着いて、聞いてほしい」

「なんでしょう?」

「シッ!」

部長は安部を黙らせた。


「現在、都内の約76%の場所で起きている暴動は」

「・・・・・・」

「生物兵器のウイルスにより、暴徒と化した市民によるものらしい」

「なっ!」

部長は驚きの声をあげる。


「こちら尾崎、どういうことですか!?」

部長は無線で聞く。

「今、言ったとおりだ!これからはウイルスに感染しないように細心の注意を払って、行動してもらいたい。とにかく、住民の避難を頼む。住民の避難が出来次第・・・街を封鎖する。迅速にこうどうsてkれぇ―――ザーー!!!」

「ん?本部!応答を願う!」

無線が急に切れてしまった。


「尾崎部長!」

「なんだ?」

「それはどうしたのですか?」

「?」

尾崎部長が指で指された腕を見ると肌色ではなく、だんだん暗い色に変色していった。


「な!?」

「部長・・・もしかして・・・」

「感染だ」

「報告に行きます!」

「まて、・・・仮に空気感染をしたらどうする!」

「うっいやだぁぁぁ!俺はまだ死にたくない!」

「落着け・・・空気感染はないかもしれない・・・」

「なら行ってもいいじゃないですか!!」

「万が一のためだ」

部長は安部を取り調べのための個室に連れ込んだ。


「部長!」

(意識がもうろうとする・・・)

「スイマセン!」

安部巡査長が警棒で殴りかかり、尾崎を気絶させた。

尾崎が気絶したと思った安部は外に出ようと個室の鍵を外す。

そして、尾崎のほうを見たとき、尾崎は白目を剥いて、安部に近づいていた。

「うわぁぁぁ!!」

安部は外に逃げ出した。

そのまま、ゾンビは警察署内でも広がっていった。



これが世界各地で起きたのであった。

人類破滅へのカウントが開始された。

ご意見ご感想をよろしく御願いします。


少し、付け足しましたw

ごめんなさい

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