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Dozen (ダース)  作者: Deram
プロローグ
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プロローグ

今僕は、ひとり仰向けで横たわっていた。空いっぱいに広がる青い景色!!なんてものはあるわけもなく夜でもないのに真っ黒な空が広がっている。

あたりには火薬の匂い、カビの匂い、人の血や肉、ガスの匂いなどが混ざったような激臭が広がり、だんだんと自分の呼吸が小さくなっているのを感じる。

「ああ、なんでこんなことになったんだっけ?」

意識が朦朧として、成り行きや、自分が誰かでさえもさえもわからなくなってきた。

「あぁ 死ぬのか、」

ようやく状況を理解する。

「僕はこんなところで死ぬのか、、」

全身が焼けるように暑い

あたりに黒い雨が降り出す。

左手は僕の言うことを聞いてくれなかった。今はもうない右腕で、目に流れ込んでくる雨を防ごうとしてみる。

“ああ僕が強かったらどうにかなったのろうか?”

心の中で呟いてみる。

もう喉から声が出ないからだ。

助けを呼ぶこともできなくなった。

まぁ声が出ても助けなんかにはくるわけがないが、、、

遠くの空に誰かが浮かんでいる

天使だろうか?

幻覚まで見え始めたのか、そう思った。

だんだんと意識が遠のいていくのを感じる。視界が端から段々と黒くなってゆく、、、

そんな中ふと、

“生きるってなんだろうか?”そう思った。

生きていれば嬉しいこともあれば、辛く悲しいこともある。少なくとも僕はそう思っている。

僕の場合辛いことの方が多かった気がする。

“なんで生きるのだろう?”

まぁ良いか。”もう死ぬのだし”

そう思った。

だが、こうも思った。

“なんで死ぬのだろう?”

“...まぁ良いか...もう..死ぬのだし.”

“僕の人生は楽しかっただろうか?”

“誰が僕をこうしたのだろうか?”

“僕自身か?それとも…”

“僕は誰を恨めば良いのだろうか?”

“僕の死になんの意味があるのだろうか?”

“これは価値のある死なのだろうか?”

“価値のある死とはなんなんだろうか?”

“そもそもなんで人は死ぬのだろう?”

“死んだら僕は何になるのだろう?”

“あれなんでそんなことばっか考えてんだろ?”

人って死にそうになると、こんなことばっか考えが回るのだろうか?

いや、人という生き物は何事にも意味を見出そうとするのだ。

“それって悪いことなのだろうか?”

脳が溶けるような感覚が襲う。

ふと死ぬ時ぐらい笑って死にたいと思った。

“あれを言ったのは誰だっだろう?”

最後の力を振り絞り口角を上げる。

そうして僕は息を引き取った。

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