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無欲の旅の始まり
とある国にとある少年がいた。
少年は物心がつく前に両親が亡くなり一人だった。
でもある時、一人の男が少年を拾った。
しかし、その男は少年が物心がついた時にどこかへ消えてしまった。その男は少年に何もしなかった訳ではなかった。
男は少年に生きる術を教えて、ある呪いをかけてどこかへ去って行ったのだ。
去り際に男は言っていた「俺は今からこの国を取る、そして良き時代へと変える。だがそれも長くは続かないだろう、だからお前に種という名の呪いを残していく、別に俺を恨んでくれていい、もし恨んでいるとしたら俺を殺しに来い必ず王座で待っている、必ずだ。」
男が去った後まだその言葉がわからなかった少年は成長するね連れて、実感していった。