遭遇か?逃げられた!
やっと来ました。
最近はネタが出てこずに詰まってました。
まずは、備えをしなければいけない。そう思いまずは、ポーションを買いに道具屋にやってきた。
カランッ!
ドアを開ける音が響くと、静かな店の奥から、小柄な人影が出てくる。
「こんにちは。今日はどんなご用で?」
子供くらいの背丈の彼は、ドワーフ族のようだった。
「今日は、ポーションを買いに。」
「そうかい、その様子だと初心者かい?なら初級くらいで良いか。」
値段的にも優しいし、そうしておこうかな。オススメしてくれてる訳だし
「じゃあ、初級を3本頂けますか?」
そう言いながら、僕は財布から450デル取り出し、店主に渡す。
「おっ、やけに物分かりがいいな。最近はそんな奴が珍しいんだよ。気に入った!!」
店主さんは急に大声を出してそう言うと、ポーションを3本渡してきた。
ん?瓶3本のはずだからゴツゴツのはずなのになんか柔らかいものまである?
不思議に思い、手元を見ると、皮の袋に包まれた葉っぱらしきものがあった。
「それはサービスだ。俺は道具屋のギーク。頑張れよ新人」
言葉少なにそう言うと、ギークは店の奥に戻ろうとする。
「ありがとうございます。また来ます!」
後ろ姿に声をかけ、店を出た。
準備も整ったことだし、町の門を抜けて、ゴードンヒルへと続く道を歩き出した。
30分ほど歩くと、目の前になだらかな丘が見えて来た。季節によっては、花が咲いていることもある丘だが、秋のこの時期は周りの木も葉が落ち、全体的に茶色が目立っている。
「見慣れないモンスターもいるらしいけど、どんな奴だろう。可愛ければ即テイムなんだけどなー。」
そんな僕の気持ちとは裏腹に、あたりには鳥の一匹も見当たらない。
とりあえず、歩いて見るかと動き出した。
ガサガサッ
そんな音が聞こえ、遠くの草むらが揺れた。
急いで向かうが、もう逃げた後のようで、足跡と襲われたであろう動物の血飛沫しか残っていなかった。
「ダメかー、でもここには小型の動物系しかいないはずなのに…。もしかして例のモンスターかな」
そんなことを考えて、逃げたモンスターの正体を考えるが全く出てこない。
まだ先は長そうだ。
遭遇編…かと思いきや、逃げます。
次あたり来るかな? くるよね??