相談したら出発!!
会話シーンしか思いつかない!
もふもふ早く出したい!
昨日のことを思い出しながら、初心者用ワンドとナイフを腰のベルトに付けた僕は、何もなしに動くのも危険だろうということで冒険者ギルドに行くことにした。
ガチャ
扉を開くと、まだ朝も早いのに冒険者らしい格好をした人たちがチラホラ見受けられる。
自分の用を済ませる為、カウンターに向かうと、僕に気づいたであろう受付の人が対応してくれた。
「あらっ?昨日の冒険者さん?」
思わぬ声かけをされ、相手の顔を見ると、初日に適性を見てくれたあの受付さんだった。
「あぁ!あの時の!えーっと…?」
「そういえば、名前教えてませんでしたわね?私、受付をしております、リーファと申します。今後もよろしくお願いしますわね、ギルさん」
(そっか、登録したからこっちの情報は知られてるのか。)
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
一通り挨拶を済ませたところで、リーファさんは用件を聞いてきた。
「今日は何をしにギルドへ?依頼でしょうか、それともクエストを受けに?」
「今日は、教えていただきたいことがあってきたんです。初心者向けのモンスターってどこにいます?」
「それでしたら、近場ですと『ローグの森』少し距離のある所でよろしければ、『ゴードンヒル』ですわね。ちなみにモンスターの種類も異なりますわ。」
「その違いって何ですか?」
「簡単に言ってしまえば『ローグの森』はスプライトなどの植物系モンスターが多く、『ゴードンヒル』なら小動物系モンスターが多いですわ。ここだけの話なんですが、『ゴードンヒル』では最近見慣れないモンスターの話もチラホラ聞きます。もし、行かれるならば、十分に気をつけたほうがいいですわよ?」
植物系か動物系か、ここはやっぱり動物系かな?始めの仲間は可愛いほうが良いもんな。マリナさんに見せに行きたいし!
ちょっと不純かもしれないけどここは『ゴードンヒル』だな。
「ゴードンヒルにします。見慣れないモンスターも気になりますしね。情報ありがとうございました!じゃあ、行ってきます」
そう言ってギルドを出ると、ワクワクが隠しきれずに足早に『ゴードンヒル』へと歩き始めた。
次こそ!次こそはもふもふ出します!
もう少しだけお待ちください。