表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の一族  作者: 佐藤啓作
1/9

月曜日

 月曜日、トニーがやられた。

 巨人共が仕掛けたトラップ。

 トニーは粘着質の床に捕えられ、生きたまま何処かへと連れて行かれた。

 普段なら掛かるはずのない、間抜けな罠。

 極限な空腹が、やつの感覚を鈍らせた。

 あの罠は、匂いで解る。

 わざとらしく置かれた食料から、いつもと同じ匂いがするのだ。

 助けることは出来なかった。

 床の粘着力は強力で、俺達の力ではどうすることも出来ないのだ。

 無理に助けようとすると、俺達まであの床に捕らわれてしまう。

「女房を、ジェシカを頼む!」

 やつの最後の叫び。

 ジェシカは身ごもっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ