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6~開封~
もやしっこ。
最終的にはそれでいいのかもしれないです。
僕のこの、弱気な部分だけは変わらないですから。
でも、誰も僕のことを「もやしっこ」とは呼ばなくなりました。
僕は夢でも見ていたのかもしれません。
あっという間に僕の体は前の状態に戻り、
周りの人間もすぐに健康的な体を取り戻しました。
白くても、弱々しくても、僕にはこれが似合っているんです。
強くなりたいと思うときには、奇怪な物体を見ます。
銀色に光り、
僕を宇宙人のように映す、
大きな亀裂の入った頭部を。
読んで下さってありがとうございます。
この変ちくりんなお話は、
ネタにつまった!しかし高校の文化祭に提出する作品を書かねば!
という時にスーパーに買い物に行ってもやしを発見して思いつきました。
基本的に短いお話ばかりですが、よろしければ他もごらんになってみてください。
貴方に、数々の未体験の人生が、活字で得られますように。