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朝になり、俺は身体を軽くほぐしてから、講習を受けるために冒険者ギルドに向かった。
きちんと15分前に到着した。
既に9名程だろうか、冒険者となるべく集まった若者たちがいた。
皆、自信に満ちている。
その中で、綺麗なゆで卵のような頭をした男の子がいた。
年は15くらいだろうか。
誰よりも自信に満ちているし、何より、その立ち姿から強さがわかる。
ただ立っている、しかし、いつ、何があろうと対応できるように神経を張り巡らしている。
それでいて、張り詰め過ぎてはいない。
日常から、そういう訓練をしているのだろう。
彼のような人が冒険者として活躍していくのだろうか。
そう考えていると、昨日の受付の美人がやってきた。
「少し早いですが、講習を始めます。こちらへどうぞ」
新人たちは、指定された部屋に入っていき、それぞれ座席に座っていった。
やる気に満ちているのか、前の席から埋まっていく。
来ていた新人の全員が座ると、美人が説明を始めた。
「おはようございます」
「「「「おはようございます」」」」
「講習担当のレイと申します」
レイさんは一礼した。
俺達もそれに合わせて、頭を下げた。
「本日は、冒険者ギルドについて、近隣の魔物や薬草について、実技講習の順で講習が進みます。 実技講習については別の担当者がいます。 細かい話は、実際に冒険者として活動していく中で聞いて下さい」
レイさんは一息ついた。
「冒険者ギルドについてですが、冒険者ギルド本部と地方支部に分かれています。 この冒険者ギルドは地方支部になります。 ギルド本部に行くことはほとんどの方はないのであまり気にする必要はありません」
「冒険者ランクは上からS、A、B、C、D、E、F、Gとなっています。 Bランク以上はギルド本部で認定されます。 つまり、地方支部ではCランクまでの認定となります」
「仕事を受注する際に、ランク指定があります。 例えば、薬草採取であればG~Fランクなっています。 ゴブリン討伐であれば、Fランク以上となっています。 大まかに言うと、Fランクから討伐クエストを、Dランクから護衛クエストを、Cランクからダンジョン探索ができるようになります」
この世界、ダンジョンがあるのか。
絶対に行ってみたいと思った。
周りを見てみると、皆、目を輝かせていた。
「細かい内容についてはギルドにあるボードに貼ってある依頼を見て下さい。 分からない場合は受付で聞いてください」
「ランクを上げるためには、各クエストに記載されている冒険者ポイントを貯める必要があります。 例えば、薬草採取であれば1~3ポイントとなっています。 ただし、ポイントが貯まればランクが上がるわけではありません。 ポイントを満たすことが要件の1つだと思った方が良いと思います。 クエスト消化の速度や質、振る舞い、戦闘能力などを総合的にギルド側が判断して決めます」
「次に、G、Fランクの方にとって重要な話をしていきたいと思います」
そうして、この後、簡単に近隣の魔物の名称、特徴、弱点、留意点が説明された。
また、薬草については実物を持ってきて、特徴を見してくれた。
似た草があるようで、それも実物でどこを見ればいいかを教えてくれた。
「最後に、冒険者ギルドの重要なルールについて説明します。
1つ目は、冒険者間での私闘は禁止です。
特に、加害者側に対しては、除名、再登録の禁止処置をする場合もあります。」
「挑発されても手を出さないようにして下さい。 というのも、基本的に戦闘能力が高い冒険者が低い冒険者を挑発するからです」
「どうしても戦いたい場合は、決闘制度を利用して下さい。 決闘をする場合は、事前に届け出を出して下さい。 双方が合意し、ギルド員の監視の下、決闘を行うことになります。」
「2つ目は、ギルドからの指名クエストは必ず受ける必要があります。 これは討伐クエストというよりは、今回のような講習の担当者のようなものが主です。 特別な理由がない限りは、断るとランクの降格があり得ます。 基本的にCランク以上の方限定になっています」
「他にも様々なルールがありますが、それは冒険者ギルドの建物に規約の本が置いてあるので、そちらを見てください」
「以上で、私の講習は終わりです。ありがとうございました」
レイさんは微笑んで、一礼した。
「「「「ありがとうございました!」」」」
「それでは、実技講習の会場に案内します」
レイさんの後ろを新人冒険者たちが続いていく。
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