表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/29

1.出会って1分で異世界転生

よくある転生前に神様と面談します。

 ふと気が付くと、一面真っ白の世界が広がっていた。

 寒いわけでもなく、心地よかった。


「ここはどこだろう?」


 いつの間にか、近くに、長い白い髭に髪、優しそうな白い眼をしたおじいさんがいた。


「おぬしの選択肢は、戦士、商人、農民じゃ」


 この人は何を言ってるのだろう?


「あの~」


「おぬしの選択肢は、戦士、商人、農民じゃ」


「そうではなくて」


「おぬしの選択肢は、戦士、商人、農民じゃ」


 壊れたロボットのようにこの老人は繰り返す。

 痴呆なのか?


 もしかして、テンプレだから、説明するのがめんどうで、最初から説明を放棄しているのでは。。。

 仕方がない。


「戦士でお願いします」


「第2の人生に幸多からんことを」


 少年は消えた。


「ふぅ…… 説明がめんどうじゃったから、最初から選択肢だけを提示したが、うまくいったのじゃ。 実は、勇者、魔王、賢者、魔法使いなど選択肢があったが、わしが思うに困難こそ人を成長させるので、それらの職業を選んでほしくなかったのでな。 戦士、商人、農民は凡人の職である。凡人があらゆる苦難を乗り越えて、達成すること、志半ばで散っていくこと、これこそ人としての美しさがあるのじゃ」


 神は、凡人に厳しく、非凡な存在には優しいのであった。

 しかし、凡人でも果てしない修行の末に最強になることがあるとは思わなかったようだ。

いつも読んで頂きありがとうございます。


ブックマーク、評価をして頂けると励みになります!!


o(*'▽'*)/☆゜'・:*☆ありがと☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ