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甘々短編集

線香花火が落ちたから

作者: 衣谷強
掲載日:2021/07/19

香月よう子様主催『夏の夜の恋物語企画』参加作品です。

筆が乗って、六千字を超えてしまいました……。


【アオハル注意報】

書いてる時は平気でしたが、読み返したら作者が身悶えするレベルのアオハルです。

にやにやがマスクを貫通して周囲に気づかれる恐れがあります。

人前で読む場合はお気をつけてお楽しみください。

「ねぇ、時政ときまさ君。キミ、線香花火って好き?」

「へ」


 最初は何を言われてるのか、わからなかった。

 津々井(つつい)先輩は、陸上部短距離走のホープ。

 短く切った髪。

 吸い込まれそうな大きい目。

 さっぱりした性格。

 僕の好きな人。

 叶わない、届かない、はるか遠い背中。

 そのはずなのに。

 今目の前で、僕に線香花火の事を聞いてきている。

 何で!?


「ねぇってば」

「は、はい!?」

「だから、線香花火は好き?」

「え、あ、は、はい。人並みには……」

「人並みって何それ?」


 津々井先輩はクスッと笑った。可愛い。


「実はね、昨日友達とやった花火で、線香花火がちょっと残ったの。だから一緒にやらない?」

「え、えっと……」


 行きたい!

 でも僕なんかが行ってもいいのかな……。

 答えに詰まってると、津々井先輩は口を尖らせた。


「……ヤならいいよ。他の人誘うから」

「い、いえ、行きます! 行かせていただきます!」

「よろしい」


 慌てて答えると、またニコッと笑った。

 ドキドキするなぁ……。


「じゃあ八時に市営グラウンド脇の公園ね」

「は、はい!」


 その後の事はあまり良く覚えていない。

 気がついたら部活は終わってて、ふわふわしながら家に帰ってお風呂に入って、お気に入りのTシャツとジーンズで公園に来ていた。

 ここの公園は、市営グラウンドの余った土地を公園にしてるような中途半端さで、この時間になると使う人もいない。


「お、早い」

「ど、どうも」


 わ、津々井先輩、Tシャツにハーフパンツだ。

 部活の時は、大抵ピッタリしたの着てるから、ふわっとした感じですごい女子っぽい……。

 いや、いつも間違いなく女子なんだけど、何か新鮮……。

 あ、やっべ、すげぇいい匂いする。


「じゃあやろうか」

「は、はい」

「火、大丈夫な人?」

「あ、はい、大丈夫です」

「んじゃこれよろしく」


 手渡される袋。

 中には線香花火と、ライターと、ロウソクと、蚊取り線香。

 ……もしかして津々井先輩、火をつけるのが苦手だから、火つけ要員として声かけたのかな……。

 たまにいるよな、ライターで指が燃えそうで怖いって言う人……。

 少しがっかりしながらロウソクに火をつけると、ほんわかと明るくなる。

 続けて蚊取り線香に火をつけると、独特の香りが広がる。

 あぁ、夏って感じ。

 津々井先輩の匂いのドキドキが収まるのが、ありがたいような、もったいないような。


「じゃあ始めようか」

「はい」


 津々井先輩はバラになってる線香花火を、ざっと半分にして渡してくれる。

 細い線香花火は持ちにくくて、指先が触れてしまう。


「あ、すみません」

「? 何が?」


 ……津々井先輩は気にならないみたいだ。


「あ、ただやるだけじゃ面白くないからさ。勝負しようよ」

「え、あ、はい。先に落ちた方の負けってやつですか?」

「そう。負けたら、そうだね、相手の質問に一つ正直に答える事。いい?」

「は、はい」


 何聞かれるんだろう……。

 好きな人、とか聞かれたら……!

 ……聞かれないよな。


「じゃあ一緒につけよう」


 一緒にって、ロウソクの上に一緒に線香花火をかざしたら、手が……。


「ぼ、僕、ライターでやります」

「……いいけど、ズルしないでよね」

「し、しませんよ」


 火がつく。

 シューと音を立てて、火が上っていく。

 ジュジュジュと先っぽが赤い玉になる。

 パチパチ音を立てて火花が散る。

 地味だけど、変化があって楽しい花火だと思う。


「あっ」


 津々井先輩の花火の玉が落ちた。

 ジュウと音を立てて、玉の光が消えた。


「ちぇっ、負けかぁ。じゃあ質問。何でもいいよ」


 な、何でも!?

 えっと、彼氏いますか、とか、今好きな人は、とか、好きな男性のタイプは、とか色々な質問が頭を巡ったけど、いきなりそんな事は聞けない。


「……何で今日、僕を誘ってくれたんですか?」

「んーっとね。キミに聞きたい事があったから」

「聞きたい、事……?」

「その先は次に勝ったらね。さ、次次」

「は、はい」


 言われるままに火をつけるけど、頭の中はパニックだ。

 ぼ、僕に聞きたい事って何だ?

 津々井先輩が僕なんかに興味を……?

 何で? どうして?

 僕なんか練習してもパッとしない、津々井先輩とは競技も違う長距離ランナーなのに……。


「あ、落ちた」


 嬉しそうな津々井先輩の声。

 気がつくと、僕の花火には先っぽがなかった。


「じゃあ質問。時政君、キミ、部活楽しい?」

「え? あ、はい、楽しいです」

「本当に〜?」

「は、はい」


 覗き込まれるように顔を寄せられるとドギマギしてしまう。

 慌てて目を逸らす。


「じゃあ次ね」


 火をつける。

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 あ、また落ちた。


「また勝った。じゃあ質問。キミは何で陸上部に入ったの?」

「……えっと……」


 少し考えて、情けない理由だと思ったけど、正直に話すルールだ。仕方ない。


「あの、僕昔から運動は苦手で、体育で唯一まともにできたのがマラソンだったんです。で、ウチの学校部活必須だったから、なら陸上部かなって……」

「ふーん。文化系にはしなかったんだ」

「ピンとくるのがなくて……」

「そうなんだ」


 消去法で選んだみたいで、津々井先輩は気を悪くするかなって思ったけど、ロウソクが照らす顔は笑ってた。

 良かった。


「じゃあ次」


 火をつける。

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 あ、今度は津々井先輩のが落ちた。


「ありゃ、負けちゃった。じゃあ質問どうぞ」

「えっと……」


 何にしよう。この流れだと、部活の事聞くのが無難だよなぁ。


「つ、津々井先輩は、部活、楽しいですか?」

「……」


 あれ? 津々井先輩がちょっとだけ目を伏せた。


「最近はあんまりかな。記録が思ったように伸びなくてね」

「そうなんですか……」


 意外だ。津々井先輩くらい速かったら楽しいだろうと思ってたのに。


「はい次」

「は、はい」


 火をつける。

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 今度は僕のが落ちた。


「じゃあ質問、だけど、ヤな事だったら、ごめんね?」


 ……そんな前置きをするなんて、何を聞かれるんだろう……。怖い。


「あの、さ。記録が伸びない時って、どうやってモチベーション保ってるのかな、って……」


 ……あぁ、そういう事か。

 僕がタイムが全然伸びなくても、気にしないで練習してるから、メンタルトレーニングのコツとかあるのかと思って、それでこんな風にして聞いてきたのか。

 特別な事は何もしてないんだけどなぁ。


「走る事自体が楽しい、からですかね」

「楽しいんだ。苦しくはないの?」

「まぁもちろん苦しいですけど、長距離って走ってる時、たまに苦しいのが全然なくなって、気持ちよくなる時があるんですよ」

「あー、ランナーズハイってやつ?」

「はい。それ入るとめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。それを楽しみにしてる感じですかね」

「そっか。いいなぁ長距離。短距離だとそういうのないなぁ」

「え、ないですか?」

「え?」


 僕の言葉に、津々井先輩は目をパチクリさせる。

 えっと、何て言ったらいいかな。


「た、例えば、ですね。スタート前すごく緊張して、思いっきり走って、ゴールした時の解放感、あれって気持ちよくないですか?」

「……あ、確かに。終わったぁって感じ、あるね」

「あ、あと、全速力で風を切っている時とか」

「……気持ちいい、かも」

「そういうの感じたら、きっと楽しくなりますよ。短距離走は十数秒で味わえるから、長距離よりお得ですよね」

「……」


 あ、目を丸くして固まっちゃった!

 まずい事言っちゃったかな!?


「……そっかぁ。キミはすごいね」

「そ、そうですか?」

「うん、すごい。私は記録に縛られてて、走る事の楽しさを忘れてたのかも。そうか、もっと楽しんでいいんだね」

「そ、そうですよ。記録よりも気楽に、ですって」

「お、うまい事言うじゃん。それ、今度使っていい?」

「え、こ、こんなので良ければ、どうぞ」

「ありがと」


 あぁ、津々井先輩が僕なんかの言葉を支えにしてくれるなんて……。

 地味でも頑張ってきて良かったぁ!


「まだあるね。もうちょいやろうか」

「はい」


 津々井先輩は聞きたい事を聞けて、元気になった。

 後は消化試合的なものだろう。

 好きな食べ物とか、動物とか、聞いてみようかな。


「いくよー」

「はい」


 火をつける。

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 残念。落ちちゃった。


「じゃ、質問ね。キミ、今付き合ってる人いる?」

「え!?」


 な、何急に!?


「い、いませんけど」

「ふーん。そうなんだ。じゃあ次」


 え、何なに何でなんで?

 動揺で手が震える!

 あぁ! 玉になってすぐ落ちた!


「また私の勝ち。じゃあ次の質問は……、今好きな人いる?」

「〜〜〜っ!」


 な、何て答えよう!

 いるけど! 目の前に!


「……います」

「ふーん。それって部活の人?」

「……はい」

「そうなんだ。へぇ……」


 あ、答えなくてもいいのに答えちゃった!

 早く次をやろう!


「……ね、その人ってさ」

「つ、次やりましょう!」

「お、やる気だねー。私が次勝ったら、誰なのか聞いちゃおっかなー」


 負けられない!

 火をつける!

 集中! 集中!

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 よぉっし! 勝ったぞ!


「勝ちました!」

「ありゃ、必死だね。じゃあ何聞く?」

「あ、えっと……」


 あああ聞かれない事に必死で!

 何だっけ!

 さっき考えてた質問が思い出せない!


「何? 早くしてよー。次の勝負でキミの好きな人聞き出すんだから」

「あ、あの、じゃあ津々井先輩は好きな人とかいますか?」

「……」


 し、しまった! 勢いに任せて……!


「……好きな人、いるよ」


 目を伏せて、恥ずかしそうな、嬉しそうな顔をする津々井先輩。

 ……何とも言えない絶望感……。

 くそっ、どいつだそんな幸せ者は!


「さ、もうひと勝負!」

「……はい」


 こんなしんどい勝負ってあるかな……?

 勝っても津々井先輩の好きな人の話なんて聞きたくないし、かと言って負けたらフラれる前提の告白……。

 そうだ! とにかく勝って、どうでもいい事聞いて、終わりにしよう!

 火をつける!

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 よし勝った!


「むぅ、粘るなぁ。じゃあ質問どうぞ」

「つ、津々井先輩の好きな動物は?」

「うーん、イルカ」

「海の生き物なんですね。意外です」

「あ、チーターとか思ってた?」

「はい、後は馬とか」

「キミの私のイメージ、可愛くないなー」

「ご、ごめんなさい! そういうつもりじゃ……」

「別にいいよ。さ、次やろう」


 火をつける。

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 危ね! ギリギリ勝った!


「惜しかったなぁ。じゃあ質問は?」

「え、えっと、じゃあ津々井先輩の好きな食べ物は?」

「そうだなー。チーズケーキ好きだね」

「あぁ、スイーツの中だとタンパク質多めらしいですもんね」

「女子っぽいって評価がほしいなー」

「あ、女子っぽいです! 可愛い! チーズケーキ可愛いです!」

「キミの私のイメージはどこまでもアスリートなんだね」

「いや、その……」

「まぁ一生懸命やってる事だからね。ヤな気はしないよ」

「あ、ありがとうございます……」


 良かったぁ……。

 火をつける。

 シュー。ジュジュジュ。パチパチ。

 お、どっちも落ちなかったけど、僕の方が少し長くもったぞ。


「連勝。やるね。次の質問は?」

「ええっと……、つ、津々井先輩の好きな飲み物は?」

「……何かどうでもいい事聞いて終わらせようとしてない?」

「し、してないですよ! 興味、あります!」

「……ならいいけど。好きな飲み物は炭酸水。甘くないやつね」

「え、美味しいんですか?」

「うん。最初は苦っ!って思ったけど、慣れるとそれがいい感じ」

「へぇ、今度飲んでみます」


 質問されないための質問だけど、これはこれで楽しいな。


「あ、ラスト一本。そっちは?」


 ……三本あるけど。

 一本だけ取り出して、しゃがんだ太ももの上に手を伏せて残りを隠す。


「僕も一本です」

「じゃあラストね」


 太ももの線香花火を落とさないように、腕で押さえながらライターで火をつける。

 これに勝てば、フラれるのは回避できる!

 シュー。

 でもまぁ、実質フラれてるようなものだけど……。

 ジュジュジュ。

 先延ばしにしてるだけだよなぁ……。

 パチパチ。

 いっそ終わらせちゃった方がいいのかな……。

 パチパチ、パチ、パチパチ、パチ、パチ……、パチ……。


「あ」

「お」


 同時……。


「ど、どうなります、これ……?」

「二人とも勝ち、かな? だからお互い質問しよう」


 ぎゃあ! 最後の最後に!

 ……でも、良かったのかもしれない……。

 このまま叶わない恋を引きずるよりは……。


「私の質問は決まってるから、キミから先にどうぞ」

「……えっと、じゃあ……」


 ロウソクの火の光に揺らめく津々井先輩が、とてもキレイだ。

 こんなステキな人を好きになれたんだな……。


「つ、津々井先輩の、好きな、人って、……その、誰、ですか……?」

「……」


 目を見開く津々井先輩。


「……あー、それ聞いちゃうかー」

「あ、あの、嫌なら別に……!」

「キミ」

「……へ?」

「キミ、だよ」


 ……?

 うちの部活に「木見」っていう人いたっけ?

 あ、僕と違って部活とは限らないのか。

 同じ学校? 他校だと本当にわからないなぁ。


「……キョトンとされると、ちょっと傷つくなぁ」

「え、っと……?」

「キミだよキミ。時政ときまさ拓海たくみ君」


 ……え?


「ぼ、僕ですか?」

「そう」

「な、なな何で!?」

「そうだなぁ。最初は、記録が伸びなくても、黙々と練習を続けるストイックさ、かな?」

「うぇ!?」

「それと他の部員の悩みに寄り添ってあげられる優しさ。保須ほす君、キミと話したお陰で元気になったって」


 え! あいつそんな事津々井先輩に話したの!?

 あいつが他の部員にはナイショって言ったのに!


「あ、あれは、話聞いただけで、その、あいつ、自分で勝手に納得して立ち直って……」

「それでも一時間以上も話聞くって、なかなかできないよ」


 そんな事まであいつ!

 いや! 結果ありがとうなんだけど!


「それで私の悩みも聞いてくれるかなって」

「お、お役に立てたなら……」

「そしたら、今の話でダメ押し」

 

 う、うわわわわ? どういう事!? 両思い!?

 刺さる! 笑顔が心の何かに刺さる!


「……考えもしなかったって顔だね。二人きりで花火に誘う時点で、期待してくれても良かったのに」

「いや、まさかそんな、僕なんかと……」

「キミは自分で思ってるより、走ってるところ、格好いいんだよ」


 あわわわわ! 嬉しすぎて死にそう!


「じゃあ私の質問。……キミの好きな人は?」


 い、言うしかない! ここで言わずにいつ言うんだ!


「……ぼ、僕は、つ、津々井、先輩の、事……、す、好きです! 大好きです!」

「うん、知ってた」


 うわあああ! 知られてたあああ!


「見られてるなーと思って、キミの方向くと顔逸らすし。何か私の時だけどもるし」


 恥ずかしいいいぃぃぃ!


「まぁ、好きになったのは、それもあるかもね」

「え?」

「自分の事好きかもーって思ったら、意識しちゃうもんだよ」

「そ、そうなんですか……」


 ニコーッと笑う津々井先輩に、胸が締め付けられるように痛くなる。

 でも嬉しい。このまま死んでもいい。


「あの、津々井先輩、じゃあ、あの、僕と、つ、付き合ってくだ」

「待って」

「え?」


 つ、付き合うのはダメなのかな……。


「つぼみ」

「へ?」

「『津々井先輩』なんて気分出ないじゃん。私も拓海君って呼ぶから、つぼみって呼んで」


 わ、わあ、わあああぁぁぁ!


「つ、つぼみ、さん……」

「うん、なぁに? 拓海君」


 思わず身を乗り出してしまう!


「僕と、付き合ってくださ」

「ちょっと待って。それ……」


 え? 先輩が指さす方を見下ろすと……。

 あ、しまった! 乗り出したせいで、隠してた線香花火が……!


「拓海君、さっきラスト一本って言ったよね?」

「あ、いや、その……」

「じゃあここに二本あるのは何かなぁ?」

「ご、ごめんなさい……」


 僕が落とした線香花火をつまみ上げ、怖い笑顔を浮かべる先輩……!


「ウソつく人嫌いだなー」

「あ、あの、本当にごめんなさい! これ以上勝負して負けて、先輩が好きって言ったらフラれる気がして……!」

「気持ちはわかるけど、ちょっとがっかり。とりあえず付き合うかどうかは保留ね」

「そ、そんな……!」


 一生に一度のチャンスが……!


「次の部活休みに、私をステキなところに連れてって」

「え」

「そこでいいとこ見せてくれなかったら、本当に考え直しちゃうからね」

「は、はい!」

「よろしい。じゃ、最後の花火、やろ?」

「はい!」


 僕は一生忘れない。

 蒸し暑い夏の夜。

 蚊取り線香の匂い。

 弾ける線香花火の音。

 そして、照らされたつぼみ先輩の笑顔を……。


挿絵(By みてみん)

読了ありがとうございます。


レモンのハチミツ漬けとか食べたくなりそうな、運動部系アオハルラブストーリーでした。


ちなみに今回は二人の名前を『せんこうはなび』のアナグラムから作ろうと試行錯誤したのですが、無理でした。『び』って使いにくいのね……。

線香花火にまつわる話から、と思ってあちこちから探して、この名前になりました。


ちなみに国産の高級花火だと、こんな勝負にならないみたいですね。

持ち手まで火が上がってくるぐらい、落ちないんですって。

……受験生のお供にどうかな?


線香花火が紡いだ恋のお話、お楽しみいただけましたら幸いです。


2021/7/25追記

秋の桜子様から線香花火のイラストを頂戴いたしました!

この上に顔真っ赤な拓海と、それをニコニコしながら眺めるつぼみが見える……!

素敵なイラスト、ありがとうございます!


四月咲 香月様から、告白シーンを頂戴しました!

挿絵(By みてみん)

拓海、よく無事だったな……。

私は心臓が止まりかけました(笑)。

素晴らしいものをありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 企画から参りました。 「アオハル注意報」になるほど、と思いました。 短い文章がリズミカルで分かりやすく、主人公の気持ちや状況が楽しく読めました。 「負けたら、相手の質問に一つ正直に答…
[良い点] きゃーーー! とてもキュンキュンしました! アオハルですねー!!!! つぼみ先輩が可愛すぎ!(≧▽≦) 線香花火でこんな勝負、してみたかったです。 じっとしながらどっちが先に落ちちゃうか…
[良い点] 津々井先輩の匂いのドキドキが収まるのが、ありがたいような、もったいないような。 わかる!! [一言] 生まれ変わったら、時政拓海になりたい!
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