第0話 人物紹介
「初期設定でかいてくれ」――すべてはこの言葉から始まった。I.Tくん、ありがとうございます。これからは、1読者として読んでください。
えっ……と。
どうも。瑞緒昴です。
前作、探偵’S野々宮&昴の超常推理を読んでくれている人には、
「お久しぶり。またお目にかかれて、ボクはとってもうれしいです」
で良いけど、あなたが、もし、万が一、偶然が重なって、奇跡的な確率で、アレを読んでくれていないのなら、
「はじめまして。瑞緒昴です。これからは、どうぞよろしく」
って書かなくちゃいけない。
さて、お久しぶりでも、はじめましてでも、一応自己紹介するね。
ではあらためまして、ボク、瑞緒昴です。私立霞乃中学に通う、2年生。陸上部に所属していて、毎日ひぃひぃ言いながら走っている(しかし、これでも霞乃のエースランナーだ)。身長は165センチになった。体重は……ま、そんなことはどうでも良いじゃん。
趣味は、ミステリーを読むこと。得意なことは、走るのとパソコン。携帯電話は持っていない。個人的に好きなミステリは、アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』ジュブナイルミステリなら、はやみねかおるの『神隠島』。ボクがミステリを読むようになったのは、単身赴任している父さんの影響らしい(って、母さんが言ってた。ボクは、父さんの顔を覚えていない)。
さて、ここで問題。ボクは、男?それとも女?どっちでしょうか?
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正解は、女。これを間違った人は、1人称がボクと言うのは男、と言う固定観念にとらわれている。ミステリーを読む時は、固定観念を捨てたほうがおもしろいよ?
さて、えらそうなことを言ったとに、次の人物の説明。
野々宮唯――あだ名は教授。ボクと同じクラスで、幼馴染。文芸部に所属しているけど、実は中学生にしてプロのミステリー作家。このことは、ボク以外の人間で知っていることは少ない。ちなみに、ペンネームは双野美弥。
教授は、かなり小柄だ。身長も、160センチを切っている。体重も、かなり軽そうだ。
外見は、眼鏡をかけていて、ボクが男子だったら必ず告白しているだろうと言う事だけは書いておく。
さて、ここまで書くと、教授は中学生にしてミステリー作家で、外見も良く、書き忘れてたけど頭も良い――完全無欠人間だと思った人もいるだろう。しかし!そんな教授にも、(人間だから)弱点はある。
1つ目――機械音痴。これは、相当なもんだ(だから、教授は原稿を手書きしている)。いまだにパソコンすら使えない。
2つ目――自然科学の一般常識にかなり弱い。妙な花や原産地はいえるけど、菊とかたんぽぽ(はさすがに知ってるかな……?)の名前を聞くと首をひねるときがある。妙な花はよく知ってるんだけどな……。(グロキシニアって、どんな花か知ってる?)
3つ目――かなり、しゃべらない(&感情を顔に出さない)。これは、ある事件のせいなんだけど。教授の祖父母は、ひき逃げ。お父さんとお母さんは、強盗に殺された(教授も刺されて、生死のふちをさまよった。左わき腹に、あとが残っている)。ここまでされたら、人間不信になっても仕方が無いね……
4つ目――部屋が荒れている。ほこりとかは無いから、掃除はしてあるんだろうけど、大量の本(前に教授に訊いたら、38103冊あるって言ってた)が1Rの部屋を埋め尽くしていて、足の踏み場が無い。つまり、教授は片づけが苦手ってこと。
しかし、教授は今までに難事件、怪事件をいくつか解決している。ボクが知っているのは、女奇トンネルの怪奇現象の調査(ボクが推理して、教授に言ったらあってるって言ってくれた)に、老推理作家の密室殺人事件、同時刻殺人が起きた亡霊島事件……ほかにもまだある(あと、教授は騒霊殺人事件っていう、表ざたになっていない事件も解決している)。
さて、ボクと教授の紹介はこれくらいにして、物語を始めようか。
この先は、あなた次第。
Good Luck!!
野球色と平行して進めていきます。
あと、これから高校受験のため、多少連載が遅れると思いますが、ご了承ください。(前期選抜で決めてきます)それでは、次の作品で。
Then,Let's Meet By The Following Novel.
2008年10月15日18時39分