⭕ 本屋を手に入れよう
──*──*──*── 犯罪都市・米●町
──*──*──*── 裏野ハイツ
──*──*──*── 2階・寝室
オレは守護衛士のマオ・ユーグナル。
吟遊大詩人のセロフィート・シンミンのセロと一緒に世界中を旅している。
今は小さな島国に来ていて、東京都米●市米●町米●横丁にある裏野ハイツで暮らしている。
オレは寝室のベッドの上で久し振りに大好きで愛しいセロとイチャイチャしていた(////)
“ イチャイチャ ” と言っても厭らしい事をしていた訳じゃないよ!
セロは何時もと変わらず読書に夢中だったから、オレが勝手にセロの綺麗な髪で遊んでいただけだ。
第一、今は夜じゃなくて昼食前だからな~~~。
マオ
「 セロ~~、髪を切ったりしないのか? 」
セロフィート
「 何故です? 」
マオ
「 髪の短いセロも見てみたいと思ってさ 」
セロフィート
「 髪の長さも髪の量も自在に変えれます 」
マオ
「 そうなのか?
じゃあさ、肩に合わせて短く出来たりも? 」
セロフィート
「 はいはい 」
セロが言うと──、セロの白い髪はみるみる内に短くなった。
膕より長かった髪が肩の位置より少し長めの場所で動きが止まった。
マオ
「 ──セロ、凄いな!!
これ、手品に使えるんじゃないか? 」
セロフィート
「 そうですね 」
髪が短くなってもセロの魅力は変わらない。
何時もと雰囲気の違うセロも悪くない(////)
セロフィート
「 マオ、どうしました? 」
マオ
「 何でもない!(////)
髪を短くしただけなのに、男っぽく見えるよ。
後ろで結んだら似合うんじゃないかな?
結んで良い? 」
セロフィート
「 好きにしてください 」
セロの許しが出たから、セロの髪を結んでみる。
髪を結ぶと更にセロの雰囲気が変わる。
何か──色っぽくなったぁ!!(////)
セロフィート
「 マオ、どうしました? 」
マオ
「 えへへ(////)
セロは短い髪も似合うよな! 」
セロフィート
「 有り難う、マオ。
涎は拭いてください 」
マオ
「 え?
涎?? 」
セロフィート
「 ワタシに拭いてほしいです? 」
マオ
「 じっ自分で拭くよ(////)」
オレは自分の着ている服の袖で涎を拭いた。
髪の短いセロ──、ヤバいな(////)
セロフィート
「 マオ──、話があります 」
マオ
「 うん?
話ぃ?
本読みながらするような話なのか? 」
セロフィート
「 関連はあります 」
マオ
「 関連?
本に関連する話か…。
まさか──、図書館の本を全部〈 テフ 〉で構成したとか?
図書館の館長になったとか? 」
セロフィート
「 図書館の書籍は既に〈 テ
本屋で販売されている書籍も〈 テ
マオ
「 セロらしいな~~。
する事してるなら別に無いんじゃないか? 」
セロフィート
「 マオ──、ワタシは本屋を開きたいです 」
マオ
「 はぁ?
本屋ぁ??
本屋って本を売る本屋か? 」
セロフィート
「 当然です。
本屋で本を販売しなくて何
マオ
「 確
でも──、“ 本屋を始める ” ったって肝心の本屋は何
裏野ハイツの近所か? 」
セロフィート
「 本屋は建てません。
既にある本屋を書い取りました 」
マオ
「 はぁ?
本屋を買い取ったぁ??
何
セロフィート
「 裏野ハイツはセノコン,マオキノ,〈 器
マオはワタシと一緒に来
マオ
「 『 来
裏野ハイツから通
セロフィート
「 ワタシが買い取った本屋は他県にあります。
住み込みになります 」
マオ
「 はぁ?
住み込みぃ??
本屋に住み込むのか?? 」
セロフィート
「 1階が本屋で2階,3階が住居になってます。
屋上付きです 」
マオ
「 えぇ~~~~ 」
セロフィート
「 セノコン,マオキノ,〈 器
昼食
マオ
「 マジかよ……。
セロぉ、急
セロフィート
「 引っ越しとは急なものです。
何
マオ
「 準備が早いなぁ…。
流石、セロだよ。
持ってく物は、オレのコンビニスイーツが入ってる冷蔵庫だけだな。
それ以外は無いよ 」
セロフィート
「 分かりました。
2人っきりで楽しみましょう 」
マオ
「 ははは……。
どうせ、オレにも働かせるんだろ? 」
セロフィート
「 当然です。
色
マオ
「 多いのかよ……。
不安だなぁ。
まぁ、でも、何
セロフィート
「 任せてください♪ 」
どうやらセロは本気で裏野ハイツを出て、他県にある本屋へ引っ越す気らしい。
1人で引っ越さずにオレを誘ってくれた事は素直に嬉しく思う(////)
セロが1人で裏野ハイツを出て他県に引っ越すような事になっていたら──、と思うとゾッとする。
オレはセロの他県で買った本屋へ引っ越す事には反対はしない。
反対をして1人で引っ越されたら嫌
オレは地獄の底だろうが宇宙の果てだろうが、セロに付いて行くんだ!!
新天地でセロと新しい生活かぁ。
どんな生活になるのかなぁ?
一寸