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四話

短いですが許してください。


さて、あれから数週間後彼ら貴族の間には奴隷改革案の通達がいった頃だろう。しかし、多くの貴族はあまり関係のないことだとあくびでもしているのではないだろうか。


それは、貴族といっても幅は広い有能な者から無能なものまでいる。そして、貧富の差も大きい。我が国ほどの大きさにもなると子爵以下は平民にしては贅沢な暮らしはできるが、豪族と呼ぶには少しもの足りない程度


そのため、彼は奴隷を買ったとしても3、4人。正直奴隷を買わずに新たに使用人を雇った方がよかったりもする。だが雇いはしない。それは、見栄のためだ。


「我が家には、余分な奴隷を健康的な状態で維持できるほどの財力があるぞ」とね。正直もったいないことをしているとは思う。しかし、彼らの奴隷の多くがよい待遇で雇われている事も事実のためなにも言えない。その奴隷達は優秀な者が多く将来をになって行く宝石ばかりだったりもする。


まぁ何を言いたいかというと、本当に奴隷を欲しているのは貴族・豪族のごく一部で、子爵以下は伝統的に買っているにすぎない。そして、その一部のもの達は年寄りで考え方が古くあと数年生きているのか?と思える人たちである。だが、当主達ばかりだから改革を推し進めるには時間が掛かりそうだ。


しかし、最近の貴族は考え方を改める改編時期に差し掛かっている。それは、公爵の賜物だ。彼は「どれいをぜんぶなくしたいからモーガンよろしくね」と当時の私の言葉をよく聞いていてくれたモーガンにより進められた意識改革だったりもする。


そう思うと私が奴隷改革を行うのも天命だったのかともおもう。





「陛下!いい加減あの魔工狂いを私のもとへ越させるのをやめていただきたい!」

と執務室へ殴り込んできたのはエバート・ハルバーグ。


私の秘書長を勤めるなかなか優秀なやつだ。そして、農民上がりということもあり違う価値観を持つ友人として仲良くしている。


「まぁ、落ち着きたまえ彼の改革がこの国を救うのだよ。」


「おっしゃっていることも、彼の必要性もわかります。ですが、ミハエルは連日私の部屋へ来て数時間は解放をしてくれません。初めは一日程度ならいいかなと思っていましたが毎日のように来られるとさすがに頭がおかしくなりそうです!」


「まぁ、考えておくよ。それで、今日の予定はどうなっている?」


「はい。まず、今日の午前9時に新たな改革案の第一陣を全国へ一斉通達します。その後の貴族や豪族への対応は、モーガン公爵が行ってくださいます。そして、転生者のミサト様を召喚し農業案や工業への話をしていただこうと思います。」


「なるほど、いい案だそのままミサトと協力したまえ。その場にミハエルもつれていってはくれまいか?そしたら、君への興味も彼女へうつるだろう」


そのときのエバートの目はまるで子供が新しいおもちゃをもらったときのような美しい瞳だった。


そして「はい、すぐに!!」といい勢いよくへやを出ていった。


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