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二話

昨日評価してくださる方がいたので投稿します。(ちょろい)


私は今日も代わり映えなく宰相のモーガンが持ってきた、書類に目をとおしている。さて、先日来たミサトという女は兵士に追い出されたあと隣国のゲルト王国国境で一般兵として活躍しているらしい。あと少しで兵士長だとか、まぁ今となっては関係ないが、とは言え彼女の世界では奴隷はいないのだろうか?しかし、それでは産業が進まない悩むものだ、


「モーガン宰相、奴隷問題をどう考える?」


ラルズが私をキョトンとし驚いた目で見てくる。

「さては、この前来た転移者に影響されましたか?」


「うるさい、早く答えろ」


「そうですね。クリス王の法整備により前王ミルスよりも奴隷に対することは規制され奴隷は金持ちの特権になりつつあります。


しかし、いまだに悪い点はあります。彼らのモチベーションが低いため生産性が高くならないことです。一日十数時間働いてもなにももらえず、休みは外出することを許されることはありません。そのため身体は多少休まっても精神的に制限されているため恋愛や思想まで制限されていると考えていいでしょう。」


確かに私は彼らの身体ばかり気にしていた。精神面に対する制限があるのか。とはいえこの先へ奴隷問題が進むとなると奴隷と平民が変わらなくなってしまうのではないか?そうなると平民が皆奴隷落ちを望むということも…。


いや、平民としての価値をあげればいいのではないか?労働時間制限、最低賃金、年齢制限等を決めれば彼らの平民の価値は高くなる。しかし、ゆくゆくは奴隷禁止や人体取引禁止の法整備をしなくてはならない。くそっやることが山のようだ。もう丸投げしたい…。


「お前は転移者の世界には奴隷はいないと思うか?」


「ええ、いないでしょう。といってもいなくなったという感じですかね。」


「なぜそう思うのだ?」


「過去の文献をみる限りを300年以内の転生者が奴隷問題について多く口を出しているように思います。とはいっても小さいものばかりですが。そのためいなくなったと思うべきだと思いますね。」


「そうか、我々の世界は300年は彼らの世界よりも遅れていると思うべきなのだろうか?」


「そう、とも言えますしそうじゃないとも言えます。彼らの世界は魔法はありません。この世界と彼らの世界は同じではないのですから、彼らの言う科学と呼ばれる力や知識を我々の世界で十分に発揮できるとは思えないでしょう?」


「それもそうか勘違いをしていた。やはり魔工業に力を入れるべきなのだろうな。人を使わず管理するだけでものを作れるような、そしたら奴隷は要らなくなるだろう。」


「予算はどう組みますか?」


「そうだな、隣国の戦争状態も気になるが兵器ばかりに投資して怪しまれても困る。だから便利にする意味も込め豊かにするような。転移者の言うロボットのようなものを作ってほしい。新たに魔法工業庁を魔法省の中に作れ。


予算だが、まず工業を例年の2.5倍に5年かけてしていく、奴隷問題だが10年かけて平民のステータスを高くしつつ、奴隷の規制を厳しくしていくことで不満をなくしていこう。そして15年後に解放だ。」


「しかし、予算は持つのでしょうか?」


「持つだろうゲルト王国とブラント王国の戦争がミサトなどの転移者が多くいるため長引きそうだ。5年は見積もっていいだろう。我々は中立国だし両国に食料を貿易しても問題ないはずだ。また、産業もこれから増すからな戦争が激化するのは、間違いないだろう。」


「戦争を長引かせるのですか!?」


「長引かせたりはしないよ、彼らが続けるだけさ」

これからも、この国の奴隷は増えるだろう主にあの2か国出身の奴隷が、搾り取れるものは搾り取っても文句は言われまい


主人公が悪役顔ですが、国を一番に考えているだけなんです!多分


評価感想もぜひお待ちしています。


二日連続なので週末投稿しなかったらあっ疲れてるんだなと思ってください。

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