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向上と紹介


 名前:サン

 職業:使い魔 種族:猫  

 ランク2 子魔猫


 ステータス

 

 筋力 13

 敏捷 29

 生命 12

 魔力 83

 知力 26

 精神 23

 器用 20



 経験値(92)


 スキル

 猫魔術(Lv.13)地魔術(Lv.10)水魔術(Lv.9)火魔術(Lv.9)風魔術(Lv.6)光魔術(Lv.6)闇魔術(Lv.1)聖魔術(Lv.7)邪魔術(Lv.1)無魔術(Lv.1)



 ふむ、それなりにあがってストレスもすっきりといったところじゃな。

 首のメダルを軽くいじりながらウィンドウを確認していく。

 あれから二日経過している。経験値的なあがりは上々である。

 まぁ、基準がいまいちよくわからんだけにこれが本当に上々なのかわからんがな。

 とはいえ、経験値もこの階では上がりづらくなったのは事実である。



 この階層で出てくる魔物は以下のとおり。


 儂くらいの大きさの吸血コウモリの<バット>。天井に張り付き上からの攻撃は基本奇襲。

 洞窟の暗闇に紛れているので、個人的な戦闘力でみれば、一番弱い部類なんじゃろうがとにかく数が多いのでそこはやっかい。

 ただ、索敵していけば、どうにか対処は可能といったところ。

 そもそも、識別の瞳で上を見ればマーカーがつくから一目瞭然、かくれんぼにもならんわけじゃしの。

 アメに止めをささせるにはちょうどよい相手なので、羽を氷なり水なりでぬらして落としつつ、体の半分位はある大きな不釣り合いの頭を潰させていかせたわけじゃ。

 

 プチゴブリン。

 ゴブリンは二足歩行じゃがこやつらは四足歩行のハイハイで襲ってくる。

 要はゴブリンベビーとでもいっていい存在じゃが、名前ほど可愛げのあるものでない。どちらかといえば、ゴブリンの方が人がましく見えるがプチゴブリンは牙の生えたイモムシのようで、醜悪に、かつ毒々しい色をしている。

 とはいえ、弱点はこれまた不釣合いにでかい頭の横を叩き倒せば割と簡単に体制が崩れ、起き上がろうともたついているときに止めをさせば容易に倒せる。

 また少なくても2体以上ででるが多くても5体は超えんのがありがたいの。


 マインウルフ

 儂の三倍くらいで、要は大型犬のようなやつ。パッと見小さめの狼?

 敏捷は高めじゃが、あまり力強いという感じはせん。でもアメには少々驚異ともいえるので、魔術はよくきくので連射してからの横殴りで止めをさす。

 また群れでの連携が一番の驚異か、必ず三体以上で出るのでそのあたりうまい具合にしとめていった。


 マインスライム。

 玉ねぎの形のあれではないぞ、アメーバみたいなやつじゃな。

 物によっては強い個体もいるんじゃろうが、こやつらは一番弱い部類なんじゃろ、物理で殴るのは無効そうじゃが、魔法一発で消え失せるのでわしにしてみれ楽、魔法使えなければ厄介な相手といったところじゃな。


 ゴブリン。

 ファンタジーでは一番有名かつ雑魚でも有名なやつじゃが、こやつらある意味、マインウルフよりも連携はできるし、集団で武器まで持って襲ってくる。

 プチゴブリンの成体と考えてもよかろうが見た目はなんか可愛くなっているので本当に成長したらこうなるのかとちょっと疑問に思ってしまう。

 一応、それなりの知性はあるようなんじゃが、意志というものはあまりなさそう。

 ともあれ、武器を使ってくるのは厄介じゃったし、中にはゴブリンメイジというのも希に混ざっておったが、まぁ、魔法は弱めかつかく乱程度にしか役に立たんものじゃったのでわし一人で十分対処できた。


 ただ、一番ネックなのは冒険者の一団じゃな。


 殺すわけには行かんし、かといってほうっておくとわしらをまものと見定めて襲ってくる。

 やはり美味しい相手のようで、わしらを目にするや襲ってくるんじゃが、そこはそれ、ペインと吸引の瞳で行動不可させつつ、ほかの魔物をけしかけて逃げるという形にしてうまいこといっておる。

 怪物贈呈(バスパレード)とかオンラインゲーム内ではけっこうある行為じゃが、ここでもそういうのが役に立つのはありがたいの。


  



 ともあれ、その間、アメは儂の指示に嬉々として従ってくれておるのでそこは良いのじゃが、如何せん戦闘面に関しては何の役にも立たんのは明白じゃな。


 一人で行かせようものならおそらく秒で食われるわ、秒で。


 ともあれ、それなりにアメにも実入りはあったようで



 名前:アメ ランク:1 猫


 ステータス

 

 魔力 9


 スキル

 猫魔術 隠密



 といった感じで、トドめのみ、強い場合は物陰に隠れさせつづけていれば何やら斥候職に有効そうなスキルをいつの間にか身につけておった。

 あとは魔力も9にあがり、ふた桁までリーチがかかっておる。やはり訓練よりもがっつりあがるようで効率がいい。


 まぁ、命の危険は常にあるが差し引いても良い結果といえばいいじゃろう。


 それに、こやつにもどうわしと同じ瞳シリーズの魔術が当然使えてるわけじゃが、識別と地図はともかく見切りの瞳の使い方が今一歩といったところである。

 どうもオンオフがうまくいかないようなのである。


 まぁ、ウィンドウとかそういうのがやはりというかだせないわけで、そうなると慣れでどうにかしていくしかないかというところである。

 とはいえ、エンカウント率高めではあるものの、概ね順調に行けている。


 この分なら、もっと奥へいってもよいのではないか?


 そう思いつつも用心を重ねてここまでステータスをあげてきた。

 

 『さて、そろそろいくとするかの』


 吸引の瞳のおかげかさほど食事を必要としない状況なれど、さすがに多少は減るのでマインウルフのお肉というのもドロップできているのでそれでお腹を満たしつつ、アメと奥へと進んでいく。


 とはいえ、改めてというか狩り中何度も『ついてくるのか?』と問うてみても『一緒にいる!』と言われてこうしてついてこさせておる。


 んー、このままいってもいいかどうかまどうところじゃが・・・・





 ま、ついてくるなら自己責任で、いっか。




 このままでは二週間あっという間にたちそうじゃし、その間に、余裕綽々で守れるようになるにはまだ足りない。

 一応、ランクを上げれるよう筋力値での準備は済ませておるが、ランクアップの魔石がとれんことには意味がない。


 あー、虎魔物、できたら弱め設定のやつで出てこんか?



 そうぼやきつつ、さらなる経験値稼ぎとそろそろランクアップ用魔石でてこんかーと奥へと進んでいって・・・・・







 ちょうど、アメと野営中、そいつに、そいつらに出会った。






 ぼろをまとうもあちこちにきらびやかな装飾品で飾られ、ねじれた禍々しい宝杖をもった異様に巨大なゴブリンを。

 そして、その周りに無数に集う、ゴブリンとプチゴブリンの群れを。


 

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