連作障害について
先に言わせていただく絶対ではない。 でも、間違いでもない。
また、知識に間違いがあれば直していく うま、よろしく。
連作障害には種類として大きくは「2種類の障害」、理由がある。
その障害方法とは、(異世界もの開墾シリーズで考えると)
「1、同品種の作物を連続で入れることによる病害虫の増加によるものと、
2、品種により土に含まれるイオン因子の一部欠如から来る生育不良の障害。」
(現実で、考えると)
3、薬による薬害から来る障害。だが、3は気分的に微妙。また、大概の異世界小説は薬品なんて無いから薬害を入れるのは微妙な気がする
4、1~3を2種以上混ぜたものの結果。
【説明】 (例えで出てくる植物をジャガ芋とする)
・1について、
ジャガイモ(ナス科)を専門に着く、寄生虫が増える。
増えて尚、何度も処置をせず同種の作物を植えると、根に寄生し、根をから植物を殺すことになる。
コレはナス科ならナス科、ウリ科ならウリ科を植え続けるとその種に対しての寄生虫が発生し、作物は駄目になる。
・2について
ジャガイモをただ植え続けると、必要とする栄養素(イオン=因子)が不足し、生育障害を起こす。
生育障害を起こすとそれ以上の生育を見込めなかったり、実をつけても小さかったり、そのまま、枯れたりする。
・3について
薬品や化成肥料により、薬品焼け、過剰な薬品付けによる生育障害・不良や化成肥料の濃度が強すぎる為、肥料焼けと人間でいうケロイドが起こる。この場合、起こるとその場所が枯れる。腐る。障害を起こす。
土壌汚染の原因になったりする。
薬害は特に怖く、そのまま土が死ぬことがある。何年埋めてもその土地で作物が育たなくなるとか色々。
・4について
言葉どおり1~3の現象が2つ以上同時に起こったときに起こる。
【連作障害を抑えるには】
① 天地返し 効果はそんなに良くない。
天地返しとは、土中の表層から雨や如雨露等の水によって、深層に栄養素(N・P・Kなど)が下に下にと流れていってしまう為、土を引っ繰り返して、深層から表層に戻すという作業の事。
この作業によって、嫌気性を好む虫・菌は逃げたり、死ぬこともある。
後は苗が埋まっていた土を散らすことで感染を遅滞させる程度だったりする。
肥料や薬がない時の最前手。
② 腐葉土・糞尿・死骸などを入れる。 肥料というもの 効果有り。
肥料の中に寄生虫や特定の植物につく菌・虫の天敵になったりする。
肥料を分解するのに枯葉や糞・死骸を食うモノもいれば、それらの虫を食うモノもいる。
用は肉食の蟲である。
その蟲は寄生虫や特定の障害の原因になる虫や菌を食すこともあり、効果がある。
同じ土地で、同じ場所で、同じものを植える時は結構重宝する方法である。
俺の経験上と学んだことから、どのくらいの効果があるかと数値に出すとしたら、
100%を最悪とした時に、
何もしてない土地の発症確立が、70%~90%。
追肥(有機物を入れた場合)の発症率、20%~45%くらい。
個人的にはこの方法を私は良くやる。もっと言えば、幾つかの別の種を植えた土を一箇所に集め、有機肥料を入れながら混ぜて、発症率をさらに下げる。
③ ナス科の植物を入れた後、ナス科以外の植物を植える。
実物系を植えた後、又別種の実物(瓜や芋)は植えない。
実物系は特に栄養素でいうN(窒素イオン・窒素化合物)を大量に使う。
それを考えないで植えると、土中からN(窒素)が欠乏を起こし、身を着けにくく、または着けなくなる。
それで居て、普段余り使わないK、P(リン酸、そこそこ使うけど)土中に残る。
そこに、化成肥料で埋め合わせするなら、まあ問題ないけど、有機肥料(糞尿ならまあいいが、腐葉土・灰・生草などで)埋め合わせすると、土中にカリウム濃度やリン酸濃度が上がり、植物が育ちにくくなる事がある。
または結晶化し、植物が吸収できなくなる。ある種、連作障害を起こす。
だから、実物系の後は、カリウムなどを良く使う、葉物系を生め、必要以上にあるKを吸収させ、土中の栄養素の調節をすることが必要になる。
もし、埋める組み合わせを考えるなら、
[実物科 → 葉物系 → 樹木系(蔓系) →実物系]
∥
「ナス → 菜っ葉 → 枝豆 → ナス」
か
[ナス → 菜っ葉 → ナス → 菜っ葉]
[ナス → 枝豆 → ナス → 枝豆]等
後は定期的に有機か化成肥料を混ぜればいい。
*ついでにいうが、枝豆は、空気中にあるNを植物が吸収し、土中に排出という言い方は少しオカシイと感じるが、用は土中に出してくれるため、窒素物の肥料が無い時は重宝する。
④休閑地 =【生草】の項目の奴
読んで字の如く、土地を休ませる。
人によるけど、大体短くて3ヶ月(普通に使っての消耗土地)から情況によりけりだけど知っている話では10年(薬害があり障害も発生、ボロボロの土地)、何もしない時もあれば、生草や糞、腐葉土を入れ、ほったらかしにして置く。
で、肥料になりそうな物を入れた場合は土地の回復は早く、まあ3ヶ月~2年くらいで使える。使う際は耕してから使う事を進める。後、灰とか石灰を入れる。
何も入れない土地も回復した頃同様に混ぜる。
土中に空気を入れるのが大切。他色々。
*それと、何も入れない土地が何故回復するのか、わからない人が居ると思うからそれの理由を説明しようと思うが、何て事はない理由である。
長い年月ほったらかしにしていると、雨が降ったり、虫が死んだり、僅かな栄養素で草が生えたり、鳥の糞が落ちてくたりといった自然の恵みが長い時間をかけて土を回復させていく。
特に雨は酸性雨とかでいい顔はされないが、雨の中にこそ空気中で解けた窒素や酸素・微量栄養素などが雨に、水の中に溶け込んでいる。
しかも定期的に降る。
ただ栄養不足の土地は雨に含まれる栄養素を土が吸収し保持する。
薬害の土地は、薬が洗い流される事や、時間をかけて薬効が薄れる。また、分解される。
病害虫障害なら、他の植物が生える。病害虫が居なくなる。もしくは、食べ物が無く、別の場所に移動する。結果、障害は発生しなくなる。
まあ、休閑はとことん時間が掛かるよね。
* 肥料の事を書いてある項目に休閑地と書いてある。ここに戻ってきて読んでくれ。