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ぼっちな俺だがラブコメな日常  作者: こめっこぱん
毎日が大変で騒がしい
20/58

一人になりたかった俺だが、綺羅星先輩に邪魔される

 俺は、青葉と話終わり寮に向かった。また人に嫌われることをしたが、俺は間違ったことをしていないと思っている。事実をいっただけだしな。寮に行く途中、本屋が目にはいったため俺は寄ることにした。


 「なにか新刊でてないかなぁ」


 先週も本屋に寄っていたため、出ているはずもなく、他の小説を探した。あまり寮に帰りたくないと思ってたため、いい時間潰しになったし、よしとしよう。


 ーー本屋を後にし、今度こそ寮に向かう。咲久野に何て言おうか、などと悩んでいるうちに、ついてしまった。


 「ただいま戻りました」


 いつもはなにも言わずに入るのだが、今回は遅くなったため、一言言って入った。リビングにも誰もいなかったため、安心した俺は自分の部屋に向かう。部屋を開けると、そこには咲久野と綺羅星先輩がゲームしていた。ていうか、勝手に人の部屋に入らないでくれませんかね。しかも、咲久野にいたっては普通に先輩と仲良くなってるし。

 

 「なんで先輩と咲久野がここにいるんですか!」


 俺は怒った口調で言った。無駄だとわかってはいたがな。綺羅星先輩がいる地点で、常識は通用しないってことはわかっているしな。


 「ただゲームしてただけだよー?」


 「そういう問題じゃありませんから。なぜ俺の部屋でゲームしてるんですかってことですよ」


 「そーゆーことか。いやー丁度ゲーム機が野雫目くんの部屋に置いてあるの思い出して、ゲームしたくなったからさ」


 「はぁーそうですか。まぁそうだなとは思ってましたよ」


 俺は予想通りの解答にそこまで驚かなかったが、正直疲れた。


 「すみません、俺、もう疲れてるんでもう寝たいんですけど」


 これだけ言えば、流石の先輩でも出てくれるだろう。そう思っていた俺がいた。


 「そんなことでいいのかい、野雫目くん。今から朝までゲームしよーよ!」


 バカじゃないのかこの先輩は。俺は色々あって疲れてるっていうのに。しかも、よりによって俺の部屋でゲームするなんてな。まあ、関係ないか。


 「野雫目くん。何があったんだい?」


 なにも返事しなかったため、綺羅星先輩が聞いてきた。


 「......なにもありませんよ」


 「先輩には野雫目くんが嘘をついているのがわかっているんだぞー?白状しなさい」


 うりうりー! と俺が話すことを促してくる。咲久野も心配だったのか俺の方もみてくる。


 「わかりましたよ。言いますよ」


 俺は委員会でなにがあったのかを説明した。話をしているときは、先輩たちも静かに聞いていた。全部言い終わり、ほっと一息ついた。


 「ふーん、なるほどなるほど。そんなことよりゲームするんだもーん!!」


 「そんなことって、先輩が言えっていったんじゃないですか」


 「そうだっけ?そんなことよりゲームだよ!」


 だめだこりゃ。先輩に言った俺がバカだった。よく考えたら、先輩が人の話ちゃんと聞くわけないってことはわかってたじゃないか。


 「すみません、俺、風呂はいったら寝るんで、咲久野とやっててください」


 「私もお風呂に入る!」


 咲久野は俺と風呂に入ろうとしているのか、そう言ってきた。


 「咲久野は綺羅星先輩と風呂に入ればいいんじゃねーか?最近仲良くなってるしさ」


 「確かにそうかもしんないけどさ。でも、光太と入りたい!」


 「あのな、咲久野。そもそも、男と女が一緒に風呂に入ってるってだけで問題なんだぞ?だから先輩と入ってくれ」


 「......うんわかったよ。でも、寝るときは別にいいよね?」


 「いや、寝るときも綺羅星先輩の部屋で寝てくれ。さっきもいった通りなんだが、男と女が同じ部屋で寝るってのは間違ってることなんだよ」


 「それもだめなの?」


 上目づかいでみてくるが俺は負けない。


 「ああ、だめなもんはだめなだ」


 二人で話していると綺羅星先輩も話に入ってきた。


 「一緒にお風呂に入るのはいいけど、一緒に寝るのは無理かな。部屋が画材の道具で一杯だからさ」


 「そうだったんですね。なら寝るのは俺の部屋でいいや」


 「よかったよー!」


 咲久野は嬉しそうにしていた。

 俺は風呂に入るのも忘れて寝ようとした。


 「すみません、もう寝ますね」


 俺は疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。その間咲久野と綺羅星先輩はゲームしていた。

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