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EO -解放せし機械、その心は人のままに-  作者: 臣樹 卯問
第四幕 露顕と秘匿の攻防
62/164

4-5 奪還の策

 -西暦2079年6月21日14時25分-


 バスに追いついたものの、郁朗とアキラは攻めあぐねていた。

 目標のバスは三台。

 二台を強襲したとしても、残りの一台に逃げられては元も子もない。

 犯人達に気づかれない様に追走しながら策を練る。


「……三番機より本部。整備副班長に確認を取ってくれないかな? 粘着硬化弾の硬度は大型車両の駆動モーターの軸を止める事が出来るかどうか」


『少し待って下さい』


 それから三十秒しないうちに返信があった。


『副班長曰く、全く問題無い、あれを浴びたら発電所の大型モーターだって止まっちゃうよ、だそうです』


「了解、その言葉を信じるよ。失敗したらハンチョーに折檻して貰おうかな」


『了解、伝えておきますね』


「僕らは次に信号で停車したタイミングで強襲をかける。団長にはそう伝えておいて」


『了解しました。成功を祈ります』


 突入が決定された直後の交差点で、目標のバスが信号により停車した。

 郁朗達は最後尾のバスの後部へと地面を這う様にしてそっと接近する。

 周囲の車両のドライバー達の驚く顔が目に入るが、それらを気にしている暇は無い。

 予備弾倉から取り出したショットシェルを、バスの後輪の駆動部で割る。


 モーターからの動力が伝わる軸ががっちりと固定されたのを確認すると、今度は前方の車両へと回り込む。

 バスの隣にいるトラック等も上手く使い先頭の車両へアキラが、二台目の車両へ郁朗が向かい同様の処置を施した。


 信号が青に変わる。

 バスの両隣にいた車両は発進するが、バスは微動だにしなかった。

 足止めが上手くいった事に二人は一先ず安堵し、いよいよバスへの突入を図る。

 最後尾の車両へと向かう為にはグズグズとはしていられない。


「アキラ、いくよ」


『ウッス』


 その合図と同時に二台のバスのフロントガラスが粉々に砕かれた。






 アキラはフロントガラスを割った直後に、手の甲に装備されている小型カメラに視覚を切り替えた。

 中の様子を窺い、瞬時に状況判断を行う。


(運転席一人、最前列二人、車内中央二人、最後尾一人)


 突然の出来事で兵員達が事態を理解出来ていない内に、手早く制圧しなければならない。


 アキラはガラスの割れた窓枠からもう片方の手首を露出させると、指先から何かを繰り出した。


 アキラの専用兵装の一つである、マルチプルストリングス。

 かつて郁朗がテーザーワイヤーポッドでやってみせたワイヤーの精密コントロールを、もっと細く靭やかな物で精密に行使出来る様に作られている。

 手甲の様な本体基部を前腕に、手の甲を覆う半身の手袋の形状の発射装置を五指に装備する。

 手の甲には頭部を露出させずに周辺の状況を確認する為の小型のカメラが装備され、V-A-L-SYSの技術の応用で短時間であればメインカメラ化する事も可能だ。


 指先の動きをトレースする様に撃ち出されるのは、直径1mmの特殊な組成で出来た形状記憶カーボンナノストリングス。

 便宜上は糸と呼ばれているが、その強度はワイヤーと呼んで差支えの無いレベルとなっている。

 数種類の特性を持つそれが、未だ状況を読み取れない兵員達に襲いかかった。


 アキラのモーターコントロールにより緻密に操作されるそれは、ある時は拘束用のワイヤーに、ある時は目標を無力化する為のスタンガンになる。

 

 キュキュキュキュ


 アキラの指のモーターが細かい駆動を繰り返し、小さな音を立てた。

 その音に合わせるかの様に、運転席と最前列に座っていた兵員達がシートごと糸に絡み取られる。

 絡み取るだけでは終わらせず、何かの薬液が糸から滲み出てきた。

 粘着硬化弾の薬液と同じ組成を持つもので、通電により形状変化する事で生まれた糸の中空から注送される。

 シートごと固定され兵員達は身動ぎ出来なくなっていた。


 キュキュキキュ


 車両中央部にいた二人にも別の糸が同時に襲いかかる。

 降ろそうとした小銃ごと絡み取られたかと思うと、短い悲鳴をあげてその場に崩れ落ちてしまう。

 彼等に絡みついた糸は所謂スタンワイヤーであった。

 電流を送ると糸の形状が代わり、ナノメートル単位の微細な針を衣服の繊維の隙間から潜り込ませる。

 そうして皮膚に直接接触させる事で、対象へと確実に電流を送り込めるのだ。


 仲間が次々と行動不能にされる所を見ていたせいだろうか。

 最後に残った一人は冷静な判断を下せず、構えた小銃の銃口を方方へと向けて怯えを隠さない。


(これはマズい……何かに驚いて発砲でもされたら……)


 そう考えると同時に、アキラの指からは次の糸が繰り出されていた。

 黒く塗られた二本のそれは、倒れている兵員達を避けて車内を走った。

 車内の床に程近い低い軌道を取って、兵員へと蛇の様に静かに迫る。

 アキラの指先の微細なコントロールを受け、一本は小銃のトリガーガードの僅かな隙間を通過して行く細かな動きを見せた。

 小銃に二本の黒い糸が絡みきった時にアキラの指が小さく鳴る。


 キュキュ


 チュンと音が鳴ったかと思うと、小銃は様々な形に切断分割され瓦解したのである。

 この黒い糸は所謂ワイヤーソーであり、通電による形状変化で刃が起きる。

 微小ながら高硬度を誇るその刃は、アキラが軽く腕を引く程度の力で脅威的な切断力を発揮するのだ。


「ひぃッ!」


 訳の判らない内に小銃を破壊された兵の怯えは最高潮となる。

 彼が手元に武器の無い不安を解消する為に、腰のホルスターの拳銃に手を伸ばした時。

 最後の兵員は再度繰り出された糸によって拘束され、拳銃ごと硬化剤で固定されていた。


「拉致犯はこれで全員か!?」


 車内に踊りこんだアキラが硬直する学生達に声をかける。

 アキラにしては頑張ったのだろう。

 彼にしてははっきりとした大きな声が車内に響いた。


「こっ、これで全員でっ、ですっ」


 チームの責任者とおぼしき初老の男性が、アキラの姿に怯えながらもそう返答をする。

 彼が何者か、どういう存在なのか、という判断は出来無かっただろう。

 だが預かっている選手たちが訳も判らず拉致され消息を断つという、彼にとって最悪の事態だけは避けられたのだ。

 男性の顔にはどこかホッとした表情が浮かんでいる。


 アキラは一つ頷くと、郁朗に通信を送った。


「三番機へ、こちら終わりました」





 同じタイミングで車内に飛び込んだ郁朗は、運転手へ向けて粘着硬化弾を発射する。

 発射音とほぼ同時にショットシェルが割れ、運転手の腕とハンドルとを綺麗に固定した。

 一台に何人の兵員が乗り込んでいるかの情報は無かったが、総勢で十八名という事は事前情報として流れてきている。

 単純に考えて一台に六人。

 車内中央に一人立っていたが、残りの兵員は最前列に仲良く座っていた。

 立っている一人に向けて硬化弾を三発撃ち出す。

 足元に一発、小銃を下げていた肩に一発、それを下ろそうとした左腕に一発。


 その兵員が動けなくなったのを確認すると、残りの四人を料理にかかった。

 ようやく思考を取り戻した兵員達がホルスターから銃を抜く。

 だが抜いていくそばから前腕部を握られ、その度にミシリ、という鈍い音が車内に薄く鳴った。

 ゴトリと音を立てて拳銃が床へと自然に並べられていく。


『三番機へ、こちら終わりました』


 アキラから先頭車両を制圧したとの連絡が入る。


 こちらも急がねばと、兵員の取り落とした銃を一つにまとめ硬化弾で固める。

 腕の痛みに悶絶している兵員達の背に硬化弾を撃ち込み、シートに貼り付ける作業を繰り返す。

 全員の拘束が終わった所で車内を見渡すと、車中に居た学生達がビクビクと怯えながらもそーっとシートから顔を覗かせていた。


「中に乗っていた誘拐犯は、これで全部って事でいいかい?」


 オートンの様な身体から柔らかい男性の声がした事に驚いたのだろう。

 一人の制服を着た女の子が少し青ざめた顔をしながら答えてくれた。


「それで全員です……あの……助けに来てくれたんですか?」


 郁朗は少女の制服を見て驚き、その心は僅かだが郷愁の念に駆られた。

 何故ならばその制服は自身の母校のものだったからだ。

 まだ悪い顔色を考え、郁朗は彼女に対して努めて優しく話しかける。


「うん、そうだよ。だけどね、まだもう一台掃除しなきゃいけない車が残ってるんだ。君達の安全がちゃんと確認されるまで、絶対にここから出ないように。いいね?」


 郁朗がそう言ってバスから立ち去ろうとした時、彼の耳にかつて聞き馴染んだ声が聞こえてくる。


「…………イクロー先生?」


 不意にかけられたその声に、つい振り向いてしまいそうになった。

 少し低くなったそれは、間違い無く過去の自分の教え子のものだと確信を持ててしまったのだ。

 郁朗はその声をあからさまに無視し、風通しの良くなったフロントガラスから車外へ飛び出す。


 追いすがる気配を感じたが、彼の相手にしている時間は無かった。





 アキラと合流し、残り一台の制圧を開始する。

 郁朗の出す気配に違和感を感じたアキラは声をかける。


「大丈夫だよ、問題無いから」


 だがそんなそっけない一言を返され、この問答は片付けられてしまった。


(大丈夫じゃなさそうだけどな……仕方無い……)


 追求している時間も権利も無い事から、アキラはその身を隠しつつ手の甲のカメラで残った車両の内部を窺う。


『全員立ち上がってるッスね……無理矢理ってのはヤバいんじゃないッスか?』


「…………ああ、そうだね。下手な事をして恐慌状態にでもなられたら厄介――」


 いつまでもバスが動き出さない事に痺れを切らしたのか、中程にある乗降口から兵員が一人降りて来てしまった。

 意識が別方向に飛びつつあった郁朗は反応出来なかったが、アキラが即座に糸を撃ち出しスタンさせた事で無力化。

 そのまま手元までたぐり寄せるが、外部に妨害する存在が居る事を知られてしまっただろう。

 後続が出てこない事を考えると、このまま籠城でもする気なのだろうかと二人は考える。


「しょうがない、強行しよう。時間をかけただけだけマズい事になりそうな気がするし。僕がフロントガラスから突入するから、アキラは乗降口から頼むよ。発砲だけはさせない様にしよう。僕らは平気でも捕まってる人達がタダじゃ済まない」


『ウッス。イクローさんの突入の三秒後に……俺も中に行くッス』


 郁朗は二台目のバスに戻りバスの屋根へと上る。

 上がる際に窓から外を伺っていた坂口と、一瞬だけだが目が合った。


(やっぱりそうだったんだね……ちょっと大きくなったのかな……君の仲間は僕が必ず助けるよ。先生として出来る事は……もうそれ位だからね)


 郁朗は屋根を自重でへこませながら助走する。

 そのスピードを乗せたまま、目的のバスのフロントガラスへと飛び込んでいく。


 運転手を含んだ全員が乗降口に目を向けていた幸運があった。

 飛び込んだ勢いのまま運転手に接触し、車両中央まで押し込んでいく。


 仲間ごと自分達に向かってくる何かへ発砲しようとした者もいたが、仲間を犠牲に出来る程に人を捨て切った兵員はいなかったようだ。

 郁朗は少し焦っていたのか、運転手を盾に粘着硬化弾を狙いもつけずに乱射する。


 ゴギン

     メシリ


 兵員達の神経が完全に郁朗に向いたそのタイミングで乗降口が取り外された。

 こじ開けられたのではなく取り外されたのだ。

 そこから姿を見せたアキラは速やかに糸を撃ち出し、兵員を小銃ごと拘束してみせた。


「えーっと、ひのふのみの……五人いるね。これで全部かな」


「情報だとそうッスね」


 気絶したり拘束されたりしている兵員を一塊にして車外に放り出す。


「あのっ! 全部じゃありませっ――」


 叫ぶ女性の声の方へ振り向くと、一人の兵員が拳銃を女性のこめかみに当てていた。


「畜生、黙ってろって言ったのに……おい、そこをどけ。あと拘束した俺の仲間を解放しろ」


『もう一人いたんだな……情報はあくまで情報って事か……』


 十八人という数字を確かな情報として信じ切っていた事がこの結果を生んだ。

 歯噛みしたい気持ちを抑えながら、郁朗は思考を次の一手を打つものに切り替える。


『どうするんスか? このまま逃すって訳にもいかないッスよ?』


『だからって撃たせる訳にもいかないよ、道を開けよう』


 二人は超短距離通信で密談をしながら、ジリジリと動いてスペースを開ける。


「お仲間の解放だけど僕達じゃ出来ないんだ。彼等を拘束してる硬化剤は特殊なリムーバーが無いと剥がれないんだよ。なんだったら試してみせるよ? 彼等の皮膚や肉がズタボロになってもいいならだけど」


「……クソッ! だからこんな作戦に参加するのは嫌だったんだ。こうなったら俺だけでもここからッ」


 二人は自分達が硬化弾で拘束されなかった幸運にホッとした。

 頭の回る人間ならその位の発想は出るものだろうが、その様な手合いで無い確認が取れた事は大きい。


 兵は女性に銃口を向け盾にしたまま、バスから降りて歩道へ向かう。

 郁朗とアキラもそれに追従するが、派手に動いてみせて何かの切っ掛けで引き金が引かれてしまってはどうしようもない。

 無理矢理拘束するのでは無く、刺激しない距離を保ちながら説得を試みる事にした。


「悪い事は言わないからさ、彼女を解放して投降した方がいいよ。投降と捕縛じゃ事後の扱いが随分違うって聞くしさ」


「うっ、うるせぇ! それより追ってくるのをやめろ!」


「ごめんね、こっちも仕事なんだよ。お互い大変だよね、無茶をいう上司が上にいるとさ」


「…………」


 距離は詰めないが離される事もない間隔で、兵との会話を続ける。


『何やってんだぁ? 面倒くせぇ事になってんじゃねぇか』


『団長? 近くにいるの?』


『支援機を間に挟んだ通信だ。そっちの様子もカメラでモニターしてるぜ。1kmほど離れた所に居る』


『ドジっちゃったよ。ご覧の有様なんだけど何か打開策無いかな?』


『しょうがねぇな、タマキに狙撃させる』


『何いってんの! 人質がいるんだから68式なんて使っちゃダメじゃないか! こんな時にあんまり雑な事は言わないでよね?』


『誰も直撃させるなんて言ってねぇよ。タマキ先生の活躍にご期待下さいってヤツだ。何秒か気を引ければいいんだろ? アキラ、それでいけるか?』


『ウッス、一秒くれれば余裕ッス』


『若手が頼もしくて結構。タイミングはこっちが出す。しくじんじゃねぇぞ』


『『了解』』


 その後三十秒もしない内に再度通信が入る。


『カウントいくぞー! 5……4……3……2……1……テッ!』


 片山の発射の合図が出た直後、郁朗とアキラは空気の巻かれる音を聞いた。

 二人から離れようとジリジリ移動していた兵員の十メートル程後方の地面が、破砕音と共に抉れる。

 入射角は浅かったものの、跳弾する事無く地面に突き刺さった。


「なっ、なんだッ!?」


 同時に周辺にコンクリートの破片を撒き散らかし、極僅かな時間だが兵員の気を引く事に成功する。


 兵員が視線を後方に向けた刹那、アキラはその隙を逃さずしっかりと仕事をする。

 彼の飛ばした糸が拳銃を無力化するまで、彼の予告通り一秒もかからなかった。

 糸を二巻きさせた後に硬化剤を送り込むだけでスライドと撃鉄が固着、ご丁寧にセーフティまで硬化させていた。

 兵員のオートマチック拳銃はその機構を沈黙させたのだった。


 郁朗は兵装の無力化を確認すると兵の目の前まで飛び出し、彼の肩を優しくそっと握った。

 EOの力で考えればかなりの手加減をしたのだが、それだけで激痛が走ったのだろう。

 兵は耐え切れずに人質の女性を簡単に手放してしまった。


「さすがにもう諦めなよ? この状態から逃げられるとは思ってないでしょ?」


 郁朗がそう声をかけると、肩の痛みもあるのかぐったりとしてしまった。


「ありゃ……やり過ぎちゃったかな。拘束しちゃって」


「ウッス」


 少し離れた所でへたり込んでる女性に郁朗が声をかける。


「大丈夫かな? 怖かったでしょ……って僕も怖いか。さっきはありがとう。君が声を出してくれなかったら他の人が殺されてたかも知れない。怖い思いさせただろうけど、もう大丈夫だから。みんなの所に戻るといいよ」


 女性の顔色は悪かったが、頷くとフラフラとバスへと戻って行く。

 途中でこちらに振り返り、


「あのっ……あのっ。ありがとうございましたっ!」


 と、体育会系らしい大きな声で言ってくれたのが郁朗の心を和ませた。


「イクローさん、お疲れッス」


「アキラもね、お疲れ様。対人関係の仕事は僕に振られる事になってるんだもんな。多分アキラも同じ事になるだろうからさ、諦めて慣れちゃった方がいいよ」


「……みたいッスね……さっきのあの男なんスけど……セーフティ下げてなかったんス。なんなんスかね……やる事は大掛かりなのに……手抜かりが多いって……なんかチグハグなんスよね」


「練度の問題なのか、命令系統の問題なのか。まぁそれを調べるのは僕達の仕事じゃないさ。然るべき所に任せよう……さて、僕は先に戻ってもいいかな?」


「……やっぱりなんかあったンスか?」


「……何かって訳じゃないんだけどね。団長をこっちに寄越すからさ、悪いけどそれまで任せるね」


 郁朗は片山に通信を送りながらその場から姿を消した。

 アキラは何か事情があるのだろうと追求はせずに、バスの周辺を警戒し始める。


 こうして何者かによって引き起こされたこの誘拐事件は、一応の終息を見る。

 機構なのか、政府なのか、軍なのか。

 どこが主導の作戦なのかは現時点でははっきりしない。


 だがこの事件は、後に機構の悪意を大衆に晒す際の切り札の一枚になるのだった。

お読み頂きありがとうございました。

引き続きご愛顧頂けると嬉しく思います。

それではまた次回お会いしましょう。


2016.06.14 改稿版に差し替え

第五幕以降は改稿が済み次第、幕単位で投稿します。

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