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EO -解放せし機械、その心は人のままに-  作者: 臣樹 卯問
第七幕 真実の中に浮かぶ活路
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7-3 兵器達の存在意義

 -西暦2079年7月24日08時20分-


 赤い壁へ向けた車両群の突入は成功に終わる。

 新見の予見した通り、施設内に飛び込んで以降はミサイルによる攻撃はすっかり止んでいた。

 やはりこの戦場をコントロールしている存在にとって、大型レーザー発振器の存在するこのビルの重要度は高いのだろう。


 突入を終えた歩兵戦闘車は車体を壁として砲身だけを回頭、ビルの外へと向ける。

 車両後部にある外部コントロール端末からケーブルが伸ばされ、レーザー通信車のコントロール端末へと全車両が接続された。

 通信車両のレーダーと同期し、一定エリアに侵入しようとする味方の識別反応の無い物体への自動砲撃を行うのだ。

 無人砲台として機能する為、三七混成連隊へはレーザー通信を用い水名神を経由し、この施設付近への接近に注意する様にとの呼びかけは終えている。


「それでは人員を分けます。私と第一小隊、そして藤代君は上に登ります。例によってエレベーターは使えません。階段を最高速で上がっていきます」


「新見さん、俺も」


「間崎君はここの指揮を。副班長でしょう。君に何時までも突撃バカ一代なんてやらせてたら、私が奥方に何を言われる事になるやら。ここの堅守をお願いします。最悪の場合は私達を置いて行って構いません」


「新見さん!」


 思いもよらない新見の口撃に赤面する間崎を、その場にいる人間皆が「そーだそーだ」と冷やかす。

 体よく誂われた間崎は怒ってはみせたものの、これも役割なのだろうと納得しているのだろう。

 不承不承ではあるが新見に了解の意を示した。


「景太君と勝太君はここで間崎君の手伝いを頼みます。高い所が嫌なら砲撃陣地こそが適所ですよね?」


「「ここ激戦区やん……」」


「倉橋さんによると第二射まで時間がありません。短時間で片付けます。皆さん、かかって下さい」


 双子の憮然とした声を新見は無視し、各員へと行動の開始を促す。

 郁朗は閉所で71式改を使う気は無いのか、パージして弾薬運搬車へと放り込んだ。

 粘着硬化弾だけを補充すると新見の元へ向かおうとしたのだが……。


「イクロー君」


 その一言で足を止めてしまう。

 振り返って目に入ったその姿は郁朗から言葉を奪う。

 紫電のヘルメットをしているので長い彼女の髪はその中に収められている。

 印象は変わって見えるものの、彼女のその冷えた美しさに陰りは見えない。


「…………」


「どうしたの?」


「いや……紫電を着ているのは初めて見ましたから……それでも千豊さんは千豊さんなんだなって」


「そう……遅くなってごめんなさいね」


「僕の方こそ。あれだけ大きい口を叩いておいて、結局は橋頭堡も確保出来ずに撤退したんですから」


「じゃあ……お互い様って事にしましょうか…………正直ね、このままどうにもならないかもって思ってたの。相当無茶しないとここに辿り着けそうもなかったから……」


「珍しく弱気ですね? 戦場にアテられましたか?」


「……弱気にもなるわよ。久しぶりに現場に出たと思ったら……作戦は予定通りに進まないし、こんな兵器は運用されてるし……辛うじて陸軍本営の方はこちらが押しているって事がいい材料なぐらいで……」


「タマキやアキラはどうしてます?」


「無事よ……力を尽くしてくれてるわ。団長さんもようやく起きたみたいだし。あちらで好き勝手やってるんじゃないかしら? それにしても……アナタ達が居なかったら……本当にどうなってたのかしらね……」


「千豊さん……今は弱気は敵ですよ。無理をしてでもいつもみたいに不敵に笑ってて下さい。それだけでみんなが生き残れるって気になるんですから」


「……そんなものなのかしら?」


「そんなもんなんです」


 二人はそう言い合うと少し笑った。

 僅かな時間ではあるが、こうして心が触り合える事が郁朗と千豊の精神に安定を呼び込む事となる。

 だからこそ新見も郁朗を急かす事無く、黙って見守っているのだろう。


「じゃあ……行きますね。あのままあそこで新見さんをニヤつかせるのも癪ですから」


「そうね……気をつけて……また後で……ね?」


「はい……急いで片付けて戻って来ますから」


 郁朗は静かにそう言うと弾薬運搬車から踵を返すと、集合しつつある第一小隊の元へと向かう。

 背中をバシバシと戦闘班員達に叩かれるが構わなかった。

 先程までの自分の状況を考えれば、この様な冷やかしめいた洗礼を食らうのも仕方無いと納得するしかなかったのだろう。


「済みましたか?」


「済むも何も? そんなにニヤつかれてもこれ以上面白い事なんてありませんから。時間、無いんですよね?」


「そうですね。ここの防衛戦力がどれ程あるかは判りませんが……出来れば破壊では無く占拠したいと考えています。上手く使えば第二師団を襲っている戦力へと、後ろから直接打撃を与える事が出来ますから」


「そんな都合良くいくもんですかね?」


「何、帳尻を合わせるだけですよ。作戦時間の遅れが相当出ています。ここで無理矢理にでも取り戻させて貰う事にしますから」


「あんまり怖い事、言わないで下さいよ。新見さんが本気なんて出したらとんでもない事になりそうだから」


「ならそうならない様に速やかにコントロール施設の占拠を。藤代君次第ですからね、頼みます」


 新見に肩をポンと叩かれた郁朗はハァと一つ溜息らしき声を漏らすと、先陣を切って階段へと飛び込むのであった。




 有線通信用のケーブルを引っ張りながらという僅かな不自由を感じた行程は、現在位置であるビル中腹まで順調に進んでいる。

 階段の踊場に何かが待ち構える事も無く、新見率いる戦闘班第一小隊は轟雷の筋力補正を最大限に活かし、階段を飛ぶ様に走り道程を進む。

 郁朗も彼等の勢いに負ける事無く、むしろ彼等を置いていかない様に気を遣いながら、

一団の先鋒としての役割を担っていた。


「ここまで一切の抵抗無しですか……まだ油断は出来ませんが、本営チームからの報告通り、どうにも整合性の無さを感じます」


「整合性?」


 新見の言葉にこの施設の違和感を感じた一同は足を止める。


「それはそうでしょう。これだけの重要施設です。もっと厳重に侵入に対しての警戒があって然るべきだと思いますよ」


「それは……」


「陸軍本営の地下に転化工場が発見されていますが、そちらには防衛設備や装着重装型の存在があったとの事です。運用する側に問題があったせいで作戦意図が混在し、結局は小出しにして撃破されていますがね」


「ここにはそれすら無いと?」


「ええ。あちらの防衛施設には、しぶとく生え変わる対人レーザーなんかもあったそうですからね。こちらとは雲泥の差です」


「なるほど……整合性が無いと言うよりは……手を組んでる組織同士が噛み合って無いって事なんですかね」


「ほう?」


「第一師団というか……藤山って人と機構は協力関係にあるのは確かで、その主導権は機構が握っている。でもその最終的な目的はどちらも違うんじゃないかなと」


「なるほど……着地点が違う以上、その方策や方針……更には優先順位が違うと?」


「でなければここの警備の杜撰さは考えられませんよね?」


「となると……機構側か第一師団側のどちらかはこの施設を使うつもりが無かったと?」


「たぶん機構側じゃ無いかなと僕は思います。甲斐礼二の思想からいけば、こんな大掛かりな熱線を使う……そんな戦闘でない戦闘に、あの男は価値を見い出せないんじゃないでしょうか?」


「…………なるほど」


「陸軍本営だって似た様なもんだったんでしょうけど、指揮系統が曖昧っていうか……僕達をここに引き込んで殲滅するのが目的なら、外の抵抗はもっと薄いはずです。ここに引き込んでから、中でトラップを使うなりして確実に仕留めればいい訳ですから」


「という事は外部の赤いEOは第一師団の物、そう考えて良さそうですね。第二師団の戦力撃破に対して固執しているというのが何よりの証拠でしょう。我々をここに近寄らせなかったのは、ここのレーザーが藤山にとっての切り札の一つだからだと」


「…………」


 新見の推論に対し、郁朗からの返答は無かった。

 何か思い描いている事がるのか、それを口に出さずに思考の中で反芻している様だ。

 このディスカッションが今後の指針に成り得ると考える新見は、郁朗の考えを口に出させる為に発言を促す。


「どうしました?」


「いや……甲斐や早村は……どうしてここまで僕達を……いや僕達だけじゃない。機構に対抗する戦力を半ば放置しているんでしょうね?」


「と言うと?」


「赤い装甲のEOが藤山の支配下にあるのだとしたら……甲斐の指揮下で僕達を遮った存在は、あの装着重装型の彼等だけって事になりませんか?」


「対抗戦力であるはずの我々や第二師団を放置している原因として、機構の目的が極東の制圧と掌握以外の他に何かがあると言う事でしょうか?」


 郁朗の頭の中を覗いた様な質問が新見から返された。

 時間が無い事もあり、一足飛びに結論を急いだのかも知れない。


「そうでしょう? 僕が甲斐であるならば……単に極東の制圧という事だけに主眼を置いたとして、これだけ大きい破壊力の兵器をこのタイミングまで使わないという事はあり得ませんよ。この二~三日で完成した代物じゃ絶対ありませんからね」


「そうなると歪になる問題がありますね。極東の兵器開発技術の件ですよ。軍を弱体化させてきた機構が……何故この段階で私達を遮ろうとしないのか、という事になりませんか?」


 軍の保有する兵器の進化を妨げてきたのが機構である事は、彼等の秘匿していたデータベースの内容から考えても間違い無い。

 あのデータの中にあった情報……特に兵器に関しては、現行の科学技術で製造できる兵器が大量に存在したのである。

 それも二~三世代を軽く飛び越えた性能のものだ。


 そこまで頑なに軍に力を持たせなかった機構が、今になって反抗勢力に無防備な姿を曝け出そうとしている。

 機構という組織に存在する矛盾が、戦場に小さくない混乱を運んでいるのだ。


「……そうですね」


「その考察が正しいか否か、証明する意味でも上に行く必要はありそうですね」


 そう話を区切り、新見は先へ進む事をその場にいた人間全てに促す。

 彼の一声を切っ掛けに再び上階へと歩を進め始めた一同。

 だが郁朗の思考は移動をしながらも、未だに先程のディスカッションの続きで占められていた。


 元々社会化教師だったという事もあるのだろう。

 歴史的背景などと絡め合わせた現状の考察が、彼の頭の中から離れないでいるのだ。


 これだけの地下都市を建造できる技術力を持ちながら、その技術が兵器に注力される事はほとんど無かった。

 せいぜい兵器に転用されたオートンのAIが、期間相当の進化を重ねたぐらいだろう。

 それについてもオートンの馬力や武装自体の破壊力が上がる事は無かったのだ。


 その上でのEOの存在だ。

 機構が開発したという葉緑体駆動システム……そして自身に搭載されているクロロDNA駆動システム。

 これらのシステムは極東の技術レベルに鑑みれば、明らかなオーバーテクノロジーである。

 機構がこの技術を世に放ったタイミングがどうにも解せないと郁朗は考える。


 量産型EOの性能は、自律兵器としては然程高く無い。

 かつて境界線の検問で犬塚の隊が落下してきたEOと行った戦闘からも窺える。

 一体が相手という条件は付くが、複数の兵員でかかる事が出来れば手に余る存在では無いのだ。


 仮に郁朗達という存在が無いにしても、機構が極東制圧を開始し戦場に投入した時点で、反抗勢力に鹵獲される機体が必ず出るに違い無い。

 そうして機体が解析されでもすれば、この規格外の技術は丸裸になる。

 勿論簡単にとはいかないだろうが、これだけ短期間で晴嵐や轟雷が開発された経緯を考えれば不可能な事では無いとも思える。


(だけど……)


 実際は内通者によるリークにより、千豊の手にこのシステムはもたらされた。

 だがそれは、本来起こるべき案件の時系列が早回しにされたに過ぎないのではないのだろうか。

 そんな考えも郁朗の思考には過った。

 もしリークが無ければ技術が解析され対抗策が生み出された所で、大型レーザーを含めた全ての戦力を以った上で機構が積極的に制圧に動いていれば、極東は容易く陥落していた可能性が高い。

 高く無い性能とはいえ、生身の人間との数倍の戦力差を埋めるだけの能力格差はあるのだから。


(だとしたら意図的に漏らした? まさか……そんな事をしても機構側には何のメリットも無いじゃないか……)


 その通りだろう。

 機構の思想が闘争を中心に考えられているとしても、わざわざ自勢力と対等に戦えるだけの力を相手に与える必要など無いだろう。

 郁朗の思考はその様な疑念に行き着く事となる。


(じゃあ機構という組織自体がそれを望んでいなくても…………もしかしてッ!)


 郁朗が一つの答えに辿り着いた時、その思考は新見の声により遮られた。


「早いですね、もう最上階ですか。轟雷の筋力補正というのは恐ろしいものだと実感出来ますよ」


 階段は突き当たっており、最上階の踊り場には両開きの重たそうな扉が存在していた。


「あの……新見さん」


 自身の行き着いた考察を彼に話そうとした郁朗であったが、その手により制止される。


「藤代君、ストップです。ここに登ってくるまでの間、随分と思考の海に潜っていた様ですが……今はその答えを披露するよりも、先にこの施設を押さえましょう。きっと答えがそこにあるでしょうから」


 郁朗は頷くと扉に手をかける。

 スムーズに開いた扉の先に見えたのは、階層全てを使った巨大なフロア。

 中心には巨大な柱と思しきレーザー発振器の基部が見える。

 基部にはメンテナンス用の物だろうか。

 搬入口と思しきハッチが存在している。


「ここも抵抗が無いという事は……そういう事なのでしょうね……三名残ってこのフロア全体の調査を。何かあれば下の千豊さんに報告を入れて下さい。特に端末を発見してハッキングの必要がある場合は、必ず下の指示を受けて下さい。残りはこの中へ」


 ドガドガと無警戒にフロアの中に飛び込んだ一同を襲う存在は何も無かった。

 やはり機構はこの施設を露見させる気や使う気が無かったのだろう。


 発振器の基部にはコントロール設備が存在しており、複数台のモニターや操作端末がずらりと並んでいた。


「隠蔽している間、発振器はビルの中に畳まれているのでしょうね。高層ビルを上手く使ったギミックです。倉橋さんが見たら感心しそうで怖いですが。それ――」


『随分と遅かったじゃないかね。ようやくそこを押さえてくれたか』


 コントロール設備のスピーカーから、かつて聞いた男の声が聞こえてきた。


「これは双方向なんでしょうか? 甲斐さん?」


 今回の作戦の主目標の一人である地表帰還開発機構・統制長、甲斐礼二のものであった。


『そう設定してあるはずだ。私の声がそちらに届いているという事は上手くいったのだろう。さて、到着したのが第二師団の人間で無かった事は残念ではあるが、背に腹は変えられまい。正面の端末に停止コードを入れてくれたまえ。それでその設備は外部からのコントロールを受け付けなくなる』


「判りました。コードを」


 新見は即応という形で甲斐に従う。

 ここで問答をして二射目を放たれては元も子も無いからだ。

 甲斐から知らされたコードを端末に入力すると、外部に握られていたあらゆるコントロール権限が解放された。


『一先ずはおめでとうと言っておこう。しかし、よく疑いもせずにコードを入力したものだな? 自爆用のコードとは考えなかったのかね?』


「幸いここに来る前に、この施設の意義をディスカッションしていたもので。内部の警戒の薄さを考えれば、あなた自身はここを隠蔽したかったのでは無いのか、という結論に至ったのですよ。ならばわざわざ我々を使って破壊する事も無いだろうと、安易ではありますがそう考えさせて頂きました」


『それは運が良かったのだな。二射目が撃たれていれば破壊も厭わないつもりでいたのだが……まぁいい。そこを停止させてくれた例に一つ、藤山の手札を無効化するヒントをやろう』


「随分と太っ腹ですね。どうやら僕の考察も無駄じゃなかった様だ。甲斐さん……藤山との協力関係は完全に破綻しているんですね? 彼が勝手にこの施設を使った事といい、外の赤いEOといい、あなたのコントロール外の事なのでしょう?」


『君は……?』


「名乗るのは控えさせてもらいますが……こちら側のEOの一人ですよ」


『そうかそうか。君達については色々と調べさせては貰っているよ。君は誰なんだろうな? 片山君かね? 藤代君かね?』


 新見の表情が僅かに歪み、郁朗は小さく息を漏らす。

 確かに一時期頻発した行方不明者に目星をつけて、その名前をリストアップする事は可能だろう。

 だが覚醒に至った人間は数える程しかいないのだ。

 甲斐がその名前を割り出すに至った事は、彼等に小さいながらも恐怖をもたらした。


『そう構えなくていい。君達は合格ライン上に居る。ただそれだけだ』


「合格ライン?」


『そこのコントロールを奪った以上、いくらかの時間はあるのだろう? 少しならば話をしても構わんよ』


 甲斐のその落ち着いた申し入れは、郁朗達の知的欲求を刺激するには十分だった。




 大型レーザー発振器のコントロールを藤山から奪う事には成功した。

 だが思わぬ甲斐礼二との邂逅が、今後の戦局にどう影響するのか。

 合格と言い放った彼の求めるものとは何なのか?

 極東に隠された何かの一端が、そこには潜んでいるのかも知れない。

お読み頂きありがとうございました。

引き続きご愛顧頂けると嬉しく思います。

それではまた次回お会いしましょう。


2016.09.06 改稿版に差し替え

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