臨死なんて信じません!1
初っ端から主人公は困った目に遭います。
ユマ可哀相…。←書いてる張本人
ユマ「あ、私ここで降りますね。先輩また明日」
「じゃあねユーマ」
ユマは電車を降りる。
吹奏楽部員の叶優真は、今日も練習が長引き疲れていた。
早く帰りたいな…そんなことを思いながら歩く。
駅を出るとすぐに見える、いつもの横断歩道。
青信号になるのを待った。…信号が変わる。
時間帯のせいか、渡る者はユマだけだった。
左右を確認して、手を挙げて渡る。
ユマは丁寧なことを好んでいた。
―突然激しいスリップ音、そして必死に鳴らされるブレーキがユマの耳に飛び込む。
ユマ「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
凄まじい衝撃、燃えているかのような痛みの中、ユマの意識は薄れていった。
ユマ「……ううっ…」
ユマは呻いた。
身体中が痛いのだ。
…ここはどこだろう。
そんなことが頭をよぎる。瞼を開けるとユマは驚いた。
…道路のど真ん中に倒れていたのだから。
パン、パンと服から埃を払い、立ち上がる。
痛みが走るが、暫くの我慢だ。
辺りを見回す。
どうやらここは、いつもの帰り道のようだ。
…しかし、痛い。
誰か人を呼ぶべきだろう。近くに人はいない。
けど…
確か駅にはコンビニがあったはずだ。
足を引きずりながらもユマは駅に向かった。
…どういうことだろう。
24時間営業のコンビニには、誰もいない。
そして、とても静かだ。
これから展開どうしようかな、なんて…。
ユマ、どうなるんでしょうね。←いやそこは考えとけよ