7:再びあのラーメン屋へ...
とりあえず俺は最初に入ったラーメン屋へと向かった。
そしてそのラーメン屋に入ると「いらっしゃいませ!」と大きな声が聞こえる。
その声はまだ俺が誰だか気づいておらず、ただ一人の客として認識されている声だった。
ここで「働かせてください!」と言うのはなんだか恥ずかしいが、
今はそれどころではない。そう思い勇気を出してお願いしてみた。
「すいません! あのときの客の森山一郎と申します! ここで働かせてください!!」
俺は深々と頭を下げてお願いした。
「そんなにここで働きたいのか! あのとき恩返しがしたいとかいっていたもんな! よし!いいだろう
ここで働いてくれ!」
とりあえずこのラーメン屋で働くことができたが、それからのことは地獄だった...
俺の考えでは、ラーメンを作れる!、とまではいかなくとも、スープの仕込みやチャーシュー作りくらいならさせてくれるとはおもっていたのだが、俺は完全に雑用係として雇われたようだ...
寝る場所もなくしかたなくこの店に止まっているが環境も最悪だ、床が汚くなんだか良い眠りにつけない。
そんな中俺は雑用として掃除などをしている。そこで俺はとりあえず掃除に全力を尽くすことにした。
(きっと全力で今できることである掃除をすれば、店内がきれいになってよく眠れるだろうし、
このやる気を見て雑用係から昇進することができるのではないか!!草履でもあたためようか!!)
そんな考えもあり、俺は全力で掃除をしていた。
そんなある日、店長に声をかけられた...
「お前さん、最近頑張ってるからな・・・」
このあと店長にかけられた言葉とは...!?!?
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