1:ラーメン食べすぎた
俺はラーメンを愛し続けた男、森山一郎。大好きなラーメンの中でも俺は特にニンニクがガツンと聞いていて、油も大量のあのボリューミーな二郎系ラーメンが大好きだ!
そしておれは今日も行きつけの二郎系ラーメンの店でラーメンを食べに行く、、、
「全マシマシで!」
大きな声が店内に響く。
そして山のように盛られた野菜ののったラーメンが提供される。
「うまそ~!!」
そしておれはお箸で麺をひっくり返して麺が伸びないようにして、チャーシューにかぶりつく。
そうやっていつものように食べ進めていると急にめまいがした。
「いてて、なんなんだこの痛み、」
とても痛かったがそんなこと気にする暇なんてない。麺が伸びてしまう。
そう思い食べ進めていった。
だんだんと頭痛は痛くなり視界も遠く、ぼやけていく、、、
おれはラーメンやで気を失った。
しばらくして目が覚めた。が、実際にはしばらく、なんて感覚はなかった、気を失っていたため一瞬だった。
「はやくラーメン食べないと!」
そう思いお箸をとろうとするとつかんだのは箸ではなく雑草だった。
そしてあの独特なニンニクの香りはなく、すずしい世界が広がっていて、はらっぱの上にいた。
「ここはどこだ!?」
目が覚めるとさっきまでいたラーメンやとは違う場所に来ていた。
状況が理解できなかった。
夢だったのかとおもったが、そもそもこの草原の上にいることがおかしい、しかもおなかはいっぱいだ。
とりあえずここはどこなのか調べたいがスマホがない。人を探しに歩き出した。
(まったく、はやくラーメンが食べたいよ...)
そう思いながら歩いていると何か建物らしきものが見えた。
空腹と疲労でかすんだ視界で見えた文字は【ラーメン】の4文字。
俺はあまりに空腹だったので一直線にそのラーメン屋に駆け込んだ。
「いまやってますか!?」
息切れした声で店長に声をかける。
その店長はなんだか独特な服装だった。
(そうゆうコンセプトか?)
とにかくラーメンが食べられたらいい。
この店で一番のラーメンを注文した。
(やっとたべられる!)
でてきたラーメンはいたって普通のラーメンだった。
このラーメンについて店長に尋ねる。
「これは当店自慢のラーメンさ!このあたりでは一番人気だね。テレビの取材も受けたことがあるさ」
そうとうおいしいラーメンなんだろう。
二郎系ではないがおいしそうだ。
さっそく麺を口に入れた。
すると...
とてつもなくまずい。
ねちょねちょとしている麺でなにからできているのやら、スープも味が濃すぎる。
しかし店長も自信満々でやさしい人だった。
おれは失礼のないよう完食した。(完食できた)
「ごちそうさまでした~」
そういって会計をしようとすると、店長が俺の顔色に気づいたのか、
「舌に合わなかったのか?」
少し高圧的に問いかけてきた。
怒らせてしまったかもしれない。
そうおもいさっさと店をでるため、財布をとりだし、、、
(財布がない!)
財布もスマホもここにきてからなくなっていたのだった。
怒る店長。
一文無しの俺。
どうなる!?!?
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